おいしかったと伝えると、お母さんは喜んでいた。部屋に戻って、スマホを見た。新着メッセージがきていた。お姉ちゃんからではなく、サッカー部のグループラインだった。
〈急遽、明日は部活はなしにする。〉
ときていて、あたしは目が丸くなった。思わずは?と言ってしまいそうだった。その後天気予報を見ても、明日は雨じゃなかった。じゃあ何でなしになるのだろう?
またグループラインの方に戻して、メッセージで聞いてみた。1分もたたないうち、返信がきてびっくりした。
〈予定がある部員が半分以上いるから。〉
だった。また、目を丸くしては?と言いそうになった。個人の練習はできるわけだし、人数が少なくても練習できるでしょ!と思ったし、半分以上の部員の予定っていうのが気になってしまった。思いきってメッセージで聞いてみた。
〈予定って、何ですか?イベントかなんかでしょうか。〉
またもや1分もたたず、返信がきた。
〈分からない。ただ予定があるとしか言っていなかった。〉
そのメッセージにを見て、なんだかモヤモヤする気分になった。その後は何もメッセージしないで、ただベットに横になっていた。まだ部屋着であることに気がついて、ベットから起きあがり、パジャマをタンスから取りだした。着替えてから、またベットの布団に入った。気がつくと、もう夢の中だった。
ハッと目を覚ますと、まだ朝方の5時だった。もう1度眠ってから、また目を覚ますと、もう起きる時間だった。ぼさぼさのヘアーにパジャマのまま、洗面所に向かった。顔を洗って、クシで髪をとかした。だけど中々なおらないので、水で洗うと、ちょっとなおった。それからまたクシでとかすと、サラサラになった。ゴムで2つに結んで、微調整してから、洗面所を去った。