しばらくイスに座って試合が始まるのを待っていると、、、。となりの席に誰かが座った。となりから聞きなれた声が聞こえた。となりを振り向くと、たまとリンルンが座っていた。2人とも、こちらに気がついていないようだった。
「2人とも、おはよう!」
声をかけると、ようやく私に気がついた。
「あ、おはよう!」
全く同じタイミングで、返事してきた。2人はびっくりしてから、笑っていた。私も思わずぷっと噴き出してしまった。しばらく3人で笑っていると、またもや知っている人が来た。
「もも!」
私たちに気がつくと、笑顔になって
「よっ」
と答えた。
そんなこんなで、試合が始まった。最初から、妹が出ていた。両親も友だちも、私もなるほどを応援した。敵のチームをよーく見ると、昨日見たニャンさんがいた。なるほどもニャンさんも凄い上手くて、何回もゴールを決めていた。見ているうち、だんだんとニャンさんがカッコよく見えてきた。うっかり、ニャンさんを応援しそうになっていた。一生懸命やっていて、汗を流してる、、、。これが一目惚れ、というやつ!?
試合が終了した。大好きな妹のチームが勝ったんだけど、素直に喜べなかった。両親や友だち、妹はすごく喜んでいた。私だけ曖昧な気持ちで、食堂へ向かった。食堂でこのことを話そうと思ったんだけど、妹の話が止まらなくて、話せなかった。みんなも妹の話に夢中で私の方は