わたしとフィニアス・ペンデルトンは、学部も違うし、一般教養や外国語の授業も被っていない。
共通の知り合いも、利用する学食も。
彼は高額豪華メニューが並ぶ第1カフェテリア、わたしは庶民派第3カフェテリア。
多分読んでる本や聴く音楽も違うと思う。
そう何1つ共通するものがない、単に同じ年にこの大学に入学した、それだけだ。
それに加えて言うとするなら。
わたしダニエル・マッカーシーは、領地無し子爵家の娘で。
フィニアス・ペンデルトンは、王都では1番の、この国では1番の王室御用達の老舗ホテル、ペンデルトンホテルの御曹司。
よって、本当に全く何の関係も無い。
……という文句と言うか、何かそういう面白くない感じがわたしの表情に出ていたのか、フォローするようにステラが慌てて付け加えた。
「あのね、ロジャーがこの噂は何処まで広まってるのか、気にしてるの。
余計なこと言っちゃって、ダニエルの気に触ったんなら、ごめんね?」
そう言ってステラが肩をすくめて脇を閉め、両手を合わせて。
『とりあえずごめんなさい』のポーズをして見せた。
ステラが口にした彼女の恋人のロジャー・アボット本人とは会ったことはない。
確か、ペンデルトンホテルで予約だったか総務だったか、そんな事務系の仕事をしていると聞いていた。
関係者のロジャーが、勤務先の御曹司のフィニアスの噂が大学内でどこまで広がっているかを気にしてステラに確認を頼んだのなら、仕方ないかな。
それで、まあ許すことにした。
何せ、わたしは平和をモットーとしているから。
共通の知り合いも、利用する学食も。
彼は高額豪華メニューが並ぶ第1カフェテリア、わたしは庶民派第3カフェテリア。
多分読んでる本や聴く音楽も違うと思う。
そう何1つ共通するものがない、単に同じ年にこの大学に入学した、それだけだ。
それに加えて言うとするなら。
わたしダニエル・マッカーシーは、領地無し子爵家の娘で。
フィニアス・ペンデルトンは、王都では1番の、この国では1番の王室御用達の老舗ホテル、ペンデルトンホテルの御曹司。
よって、本当に全く何の関係も無い。
……という文句と言うか、何かそういう面白くない感じがわたしの表情に出ていたのか、フォローするようにステラが慌てて付け加えた。
「あのね、ロジャーがこの噂は何処まで広まってるのか、気にしてるの。
余計なこと言っちゃって、ダニエルの気に触ったんなら、ごめんね?」
そう言ってステラが肩をすくめて脇を閉め、両手を合わせて。
『とりあえずごめんなさい』のポーズをして見せた。
ステラが口にした彼女の恋人のロジャー・アボット本人とは会ったことはない。
確か、ペンデルトンホテルで予約だったか総務だったか、そんな事務系の仕事をしていると聞いていた。
関係者のロジャーが、勤務先の御曹司のフィニアスの噂が大学内でどこまで広がっているかを気にしてステラに確認を頼んだのなら、仕方ないかな。
それで、まあ許すことにした。
何せ、わたしは平和をモットーとしているから。



