ロジャーが自分の両親よりも先に、父と母に会わせたかったのも無理はない。
叔父のマーレイはともかく、叔母のカレラは親族一同から見れば問題有りの女性だ。
父の高校時代の先輩だったマーレイの結婚が破綻したと風の噂で知った途端に、なりふり構わずアタックして後妻の座をゲットした。
自分を溺愛する祖父の権力や伝手や、持てるもの、利用出来るもの全てを総動員して、腰が引けてるマーレイを口説き落とした(追い込んだ、が正しい)。
自分はそうやって、好きで好きで仕方が無かった片想いの相手と無理矢理結婚したくせに、ロジャーには自分が選んだ女性をあてがうつもりだとはっきり口にするので、ロジャーからも『厄介な人』認定をされていたのだ。
おそらく名家とかではない生まれのステラ嬢では母親が承諾しない、と踏んだロジャーはうちの両親を味方に付け、夕食会で集まった親族の皆にステラを認めて貰い、先に外堀を埋めようと計画した。
そんな事情を知っている俺からすれば、目の前(目の下か)で行われているロジャーの暴挙は信じられないと共に、許せなくて。
直ぐに駆け下りて、ダニエルから引き離したいのに、ロジャーを退けられない俺は、奴の後ろを目掛けて、花瓶を投げつけるしか出来なかった。
本当は一瞬、頭をかち割ってやりたい衝動にかられたが。
駄目だ、それでは顔を近付けられているダニエルにも被害が及んでしまうと、判断が付いた。
叔父のマーレイはともかく、叔母のカレラは親族一同から見れば問題有りの女性だ。
父の高校時代の先輩だったマーレイの結婚が破綻したと風の噂で知った途端に、なりふり構わずアタックして後妻の座をゲットした。
自分を溺愛する祖父の権力や伝手や、持てるもの、利用出来るもの全てを総動員して、腰が引けてるマーレイを口説き落とした(追い込んだ、が正しい)。
自分はそうやって、好きで好きで仕方が無かった片想いの相手と無理矢理結婚したくせに、ロジャーには自分が選んだ女性をあてがうつもりだとはっきり口にするので、ロジャーからも『厄介な人』認定をされていたのだ。
おそらく名家とかではない生まれのステラ嬢では母親が承諾しない、と踏んだロジャーはうちの両親を味方に付け、夕食会で集まった親族の皆にステラを認めて貰い、先に外堀を埋めようと計画した。
そんな事情を知っている俺からすれば、目の前(目の下か)で行われているロジャーの暴挙は信じられないと共に、許せなくて。
直ぐに駆け下りて、ダニエルから引き離したいのに、ロジャーを退けられない俺は、奴の後ろを目掛けて、花瓶を投げつけるしか出来なかった。
本当は一瞬、頭をかち割ってやりたい衝動にかられたが。
駄目だ、それでは顔を近付けられているダニエルにも被害が及んでしまうと、判断が付いた。



