フィンが壁際のライティングビューローに駆け寄り、そのまま背中を向けていたので、書いている所は見えなかったけれど。
わたしには振り向いた彼が何枚かの紙を手にして歩いているのが見えていた。
だけど、当然のようにご両親には彼の姿は見えていなくて。
まだフィニアスがわたしの隣に居ると思っていらっしゃるのか、ずっとこちらを見つめていらして、テーブルの上に彼が置いた紙に気付かれない。
「今、彼がご両親宛のメッセージを」
それだけ伝えて、テーブルを示せば。
力無く支えられていたペンデルトン夫人が顔を上げ、素早くテーブルに駆け寄られた。
そして、メモを読み、その場に崩れ落ちた。
「あぁ、フィン……」
彼が何を書いて、何を伝えたのかは知らない。
けれど、夫人に続いてそのメッセージを読んだペンデルトン氏は頭を上げ、唇を固く引き結んで胸に手を当てた。
きっと神様に感謝と祈りを捧げておられたのだろう。
わたしには振り向いた彼が何枚かの紙を手にして歩いているのが見えていた。
だけど、当然のようにご両親には彼の姿は見えていなくて。
まだフィニアスがわたしの隣に居ると思っていらっしゃるのか、ずっとこちらを見つめていらして、テーブルの上に彼が置いた紙に気付かれない。
「今、彼がご両親宛のメッセージを」
それだけ伝えて、テーブルを示せば。
力無く支えられていたペンデルトン夫人が顔を上げ、素早くテーブルに駆け寄られた。
そして、メモを読み、その場に崩れ落ちた。
「あぁ、フィン……」
彼が何を書いて、何を伝えたのかは知らない。
けれど、夫人に続いてそのメッセージを読んだペンデルトン氏は頭を上げ、唇を固く引き結んで胸に手を当てた。
きっと神様に感謝と祈りを捧げておられたのだろう。



