「そこに、フィニアスが? 居るのですか?」
ペンデルトン氏に尋ねられて、わたしは頷いた。
正直に言って、こんな展開になるとは思わなかった。
ペンデルトン夫人に会えたのはいいけれど、夫人の侍女に結構キツく言われた。
まぁ、別にそれは大した事無くて、もっと酷いレベルの罵詈雑言を知ってるわたしからすれば、自身については聞き流せるぐらいの口撃だったけれど、フィンに対する舐めた言葉は聞き捨てならないな、とムカついては居た。
するとフィンが怒り出して、花瓶を割るわ、カーテンを引き落とすわ、で大騒ぎになった。
どちらも高価な物だろうに躊躇なく破壊するから、いやいやそんなに怒らなくてもいいのに、と止めたかったけれど。
恐らく彼も今までの鬱憤が溜まっていて、それを発散させたみたいに見えた。
そのショックで、またもや夫人が悪魔だの言い出したから否定しているところに、ペンデルトン氏が顔を出された。
何処かでそれまでの経緯をご覧になっていたのか、侍女に『弁えろ』等と仰られていたので、これはついでにわたしも追い出されるのでは、と覚悟したら。
きちんとご挨拶と謝罪をしてくださったうえに、このセリフだ。
「ご子息の姿が見えなくなった事を、信じてくださるのですか?」
ペンデルトン氏に尋ねられて、わたしは頷いた。
正直に言って、こんな展開になるとは思わなかった。
ペンデルトン夫人に会えたのはいいけれど、夫人の侍女に結構キツく言われた。
まぁ、別にそれは大した事無くて、もっと酷いレベルの罵詈雑言を知ってるわたしからすれば、自身については聞き流せるぐらいの口撃だったけれど、フィンに対する舐めた言葉は聞き捨てならないな、とムカついては居た。
するとフィンが怒り出して、花瓶を割るわ、カーテンを引き落とすわ、で大騒ぎになった。
どちらも高価な物だろうに躊躇なく破壊するから、いやいやそんなに怒らなくてもいいのに、と止めたかったけれど。
恐らく彼も今までの鬱憤が溜まっていて、それを発散させたみたいに見えた。
そのショックで、またもや夫人が悪魔だの言い出したから否定しているところに、ペンデルトン氏が顔を出された。
何処かでそれまでの経緯をご覧になっていたのか、侍女に『弁えろ』等と仰られていたので、これはついでにわたしも追い出されるのでは、と覚悟したら。
きちんとご挨拶と謝罪をしてくださったうえに、このセリフだ。
「ご子息の姿が見えなくなった事を、信じてくださるのですか?」



