「実はバ先で会ってたりとか?」
「え~? 会ってたとしても覚えてない~」
私は放課後、家の近くのスーパーでレジ打ちのバイトをしている。
お客さんは毎日たくさん来るし、余程常連さんじゃなければ覚えてなんていない。
「じゃあ、アレじゃない? 最近ハヤりの“おもしれー女”認定されたとか」
「おもしれー女?」
「モテる俺様系男子が、自分に全然靡かない女の子をおもしれー女だって興味持って結局好きになっちゃうやつ」
「あー」
それならわかる。
少女マンガでよくある大好きなシチュエーションのひとつだ。
「でも鳴神くん俺様って感じじゃなくない?」
「それは確かに。弟属性っぽいかな」
「というより、なんか犬っぽい」
「犬……可愛いじゃん」
「可愛いとは思うけど……」
「付き合っちゃえばいいのに」
「だーかーら、付き合いません!」
「え~? 会ってたとしても覚えてない~」
私は放課後、家の近くのスーパーでレジ打ちのバイトをしている。
お客さんは毎日たくさん来るし、余程常連さんじゃなければ覚えてなんていない。
「じゃあ、アレじゃない? 最近ハヤりの“おもしれー女”認定されたとか」
「おもしれー女?」
「モテる俺様系男子が、自分に全然靡かない女の子をおもしれー女だって興味持って結局好きになっちゃうやつ」
「あー」
それならわかる。
少女マンガでよくある大好きなシチュエーションのひとつだ。
「でも鳴神くん俺様って感じじゃなくない?」
「それは確かに。弟属性っぽいかな」
「というより、なんか犬っぽい」
「犬……可愛いじゃん」
「可愛いとは思うけど……」
「付き合っちゃえばいいのに」
「だーかーら、付き合いません!」



