4匹は目的地のコーオール山へ向かって飛び続けました。4匹はすぐつくと思っていましたが、中々つきません。
コーオール山はすぐそばに見えるのに、中々行けなくて4匹はもどかしい気持ちでした。
そんな気持ちで飛んでいる時、耳のいいコーンは、海からの音に気がつきました。
「なあ、海から音が聞こえねえか?」
「えっ音ですって?」
ユニがびっくりして言いました。
「波の音は聞こえるわよ。」
「そうじゃなくって、海の中からだ。」
「ええ、分かんなくてよ。」
お母さんやわかるに聞いても、聞こえないと言いました。
そのため、コーンは気のせいかとも思いましたが、どうも違うのです。好奇心をくすぐられ、コーンはどうしても行きたくなりました。しつこく3匹を説得すると、OKをもらえました。最終的には、ユニも行ってみたいと思えたのでした。お母さんやわかるはコーンの圧力に負け、仕方なくOKを出しました。
「でも、どうやって海の中へ行きましょう?わたしたち、水タイプじゃないんですもの、息できないわ。」
しょんぼりとしてユニが言いました。
「そこはお母さんに任せなさい。ワザでアナタたちを水タイプにしてあげるわ。」
お母さんはそう言うと、変身のワザを使いました。
それは一瞬のことでした。
ぴかっと白い光が現れ、ちょっとしてなくなりました。
見たところ何も体に変化はなく、3匹は首をかしげました。
「見た目は変わんないけど、成功したはず。ためしに海へ入ってみて。」
とお母さんは笑いながら言いました。
まずはじめにコーンが入り、ユニ、わかる、お母さんという順で入っていきました。
見事に成功し、4匹は水の中で息をすることができました。
はじめての景色に、コーンやユニ、わかるは大コーフンでした。
「すごい、すごい、本当に海で息ができるわ!おしゃべりもできる!そして、外で見た海より、中はもっと幻想的ね!」
ユニがコーフンしきった声で叫びました。
コーフンしている3匹の横を、何かがすっと通りすぎました。
おまめです。ますます3匹はコーフンしました。
「ココにもおまめがいるなんて!おまめ星は広いな!」
コーンの叫び声が、海中に響きわたりました。
泳いでいたおまめが、何事かと集まってきました。
「こら、コーンったら。そんな大きな声を出したら、他のおまめがびっくりしてしまうじゃないの。」
呆れたようにユニが言いました。
コーンはむっとして、
「お前だって、さっき叫んでただろ。」
と言いかえしました。コーンの言葉に、ユニは何も言いかえせませんでした。
「こうら、こんなところでもケンカするんじゃないわよ。おまめさんたち、お騒がせしてすみません。」
見に来たおまめたちに、お母さんはぺこりとお辞儀しました。
「なんだあ、ただのケンカか。」
「何かあったのかと思ったよ〜」
口々に言っておまめたちは去っていきました。
4匹は気を取りなおして、海の中を進んでいきました。
ユニは、キレイなサンゴ礁や海の世界を見ていると、穏やかな気持ちになりました。コーンの方も、ユニにイラついていたことなんて、忘れていました。
しばらく海の観光をしながら進んでいると、先頭を泳ぐコーンが声を上げました。
「何かある!」
水中になにやら物が浮かんでいました。
近よって手に取ると、それは女の子のリボンのようでした。
わかるに見せると、目をまるくしました。
「こ、コレは…愛しき娘が気に入ってつけていたリボン…!!」
リボンを手に取ると、震えながら叫びました。
3匹は驚いて、口々に言いました。
「もしや、誰かがさらっていった…!?」
「まさかあ。落としていったのよ。」
「この先にいるということは確実ですね。」
コーンはわかるからリボンを受けとると、ぎゅっと握りしめました。
コーンを先頭にし、4匹はまっすぐ進んでいきました。わかるの家族がいることを願いながら。
コーオール山はすぐそばに見えるのに、中々行けなくて4匹はもどかしい気持ちでした。
そんな気持ちで飛んでいる時、耳のいいコーンは、海からの音に気がつきました。
「なあ、海から音が聞こえねえか?」
「えっ音ですって?」
ユニがびっくりして言いました。
「波の音は聞こえるわよ。」
「そうじゃなくって、海の中からだ。」
「ええ、分かんなくてよ。」
お母さんやわかるに聞いても、聞こえないと言いました。
そのため、コーンは気のせいかとも思いましたが、どうも違うのです。好奇心をくすぐられ、コーンはどうしても行きたくなりました。しつこく3匹を説得すると、OKをもらえました。最終的には、ユニも行ってみたいと思えたのでした。お母さんやわかるはコーンの圧力に負け、仕方なくOKを出しました。
「でも、どうやって海の中へ行きましょう?わたしたち、水タイプじゃないんですもの、息できないわ。」
しょんぼりとしてユニが言いました。
「そこはお母さんに任せなさい。ワザでアナタたちを水タイプにしてあげるわ。」
お母さんはそう言うと、変身のワザを使いました。
それは一瞬のことでした。
ぴかっと白い光が現れ、ちょっとしてなくなりました。
見たところ何も体に変化はなく、3匹は首をかしげました。
「見た目は変わんないけど、成功したはず。ためしに海へ入ってみて。」
とお母さんは笑いながら言いました。
まずはじめにコーンが入り、ユニ、わかる、お母さんという順で入っていきました。
見事に成功し、4匹は水の中で息をすることができました。
はじめての景色に、コーンやユニ、わかるは大コーフンでした。
「すごい、すごい、本当に海で息ができるわ!おしゃべりもできる!そして、外で見た海より、中はもっと幻想的ね!」
ユニがコーフンしきった声で叫びました。
コーフンしている3匹の横を、何かがすっと通りすぎました。
おまめです。ますます3匹はコーフンしました。
「ココにもおまめがいるなんて!おまめ星は広いな!」
コーンの叫び声が、海中に響きわたりました。
泳いでいたおまめが、何事かと集まってきました。
「こら、コーンったら。そんな大きな声を出したら、他のおまめがびっくりしてしまうじゃないの。」
呆れたようにユニが言いました。
コーンはむっとして、
「お前だって、さっき叫んでただろ。」
と言いかえしました。コーンの言葉に、ユニは何も言いかえせませんでした。
「こうら、こんなところでもケンカするんじゃないわよ。おまめさんたち、お騒がせしてすみません。」
見に来たおまめたちに、お母さんはぺこりとお辞儀しました。
「なんだあ、ただのケンカか。」
「何かあったのかと思ったよ〜」
口々に言っておまめたちは去っていきました。
4匹は気を取りなおして、海の中を進んでいきました。
ユニは、キレイなサンゴ礁や海の世界を見ていると、穏やかな気持ちになりました。コーンの方も、ユニにイラついていたことなんて、忘れていました。
しばらく海の観光をしながら進んでいると、先頭を泳ぐコーンが声を上げました。
「何かある!」
水中になにやら物が浮かんでいました。
近よって手に取ると、それは女の子のリボンのようでした。
わかるに見せると、目をまるくしました。
「こ、コレは…愛しき娘が気に入ってつけていたリボン…!!」
リボンを手に取ると、震えながら叫びました。
3匹は驚いて、口々に言いました。
「もしや、誰かがさらっていった…!?」
「まさかあ。落としていったのよ。」
「この先にいるということは確実ですね。」
コーンはわかるからリボンを受けとると、ぎゅっと握りしめました。
コーンを先頭にし、4匹はまっすぐ進んでいきました。わかるの家族がいることを願いながら。



