おまめ星大冒険!

おしゃべりを楽しんだあと、コーンと一緒にお風呂へ入りました。
 お風呂というのに初めて入った2匹でしたので、大コーフンしました。
 長く入りすぎだとお母さんに言われ、しぶしぶ2匹は出てきました。
 コーンは自分の部屋へ、ユニはお母さんの広い部屋へ戻りました。
 広い部屋では、わかるとお母さんが待っていました。ちょっとしてから、お母さん、次にわかるが入っていきました。そして、みんなで夜ごはん。食べたことがないものだらけで、3匹は目を輝かせました。食いしん坊のコーンは、あっという間に完食し、おかわりまでしていました。4匹はごはんを食べながらしゃべるうち、仲がよくなってきました。コーンは家族のことが気になりましたが、また傷つけてしまうかと思うと、言い出せませんでした。デザートに、おだんごの実を食べている時でした。ぽつりと、わかるが言いました。
「このおまめたちと、家族を探してもいいな…。」
 またもや、コーンが聞き逃しませんでした。そしてやっぱり反応してしまいました。
「うん、手伝う!!家族を探そーぜ!!」
 わかるの言葉を聞き逃した2匹は、不思議そうに首をかしげました。
 またわかるはびっくりしました。
「君は耳がいいですね!そして、本当ですか?」
「おう!な、2匹とも!」
 2匹はわけがわからないという風に、首を横にふりました。
「聞き逃したのか?!」
 コーンはイライラして言いました。
「いいんですよ。小さく言いましたし。」
 コーンをなだめるように、わかるが言いました。
「で、何を言ったかと言いますと…。アナタ方と、家族を探したいのです!」
「えっ!!」
 2匹は驚いて叫びました。
「どうですか…??」
 ハラハラしながら、わかるは2匹を見ました。
 コーンはいいと言えという、圧をおくっています。
 2匹はちょっともしないで、すぐにOKを出しました。わかるはもちろん大喜びのこと、コーンまで喜んでいました。
 そして、明日の朝出発することにしました。
 コーンは1匹で、ユニはお母さん、わかると眠りました。みんな朝早く起きると、夜準備しておいた荷物を持ち、出かけていきました。