1日目は大コーフンだったももが、2日目では普通だった。
まだ地上を飛んでいるロケットの窓から、ずっと雲が見えている。
5人はすきなことをしたり、寝たりしながら暇をつぶした。
ーー
そのころ、なんで・キラリン星では、悪だんズによる支配が進んでいた。
なんと、もうなそでいたちの家方面までだった。まだ奴隷になっていない丸ノさんは、ひやひやと4人の帰りを待っていた。丸ノさんはもう手遅れかもしれない…と思いはじめていた。ほとんどのなんで族・キラリン族・ト族が奴隷となり、悪だんズの言いなりになっているのだ。だからもう住んでいるほとんどが、悪だんズ星人たち。丸ノさんの知り合い、友だちも次々といなくなってしまった。そろそろ、丸ノさんのところにもやってくるだろう。なんで市長、ト族大統領はぶじなものの、もうキラリン市長は捕まってしまっている。キラリン族で残っているのは、もう丸ノさんくらいだった。日々1人家で過ごしている丸ノさんは、常に不安に包まれているのだった。もう4人が旅立ってから早半年。丸ノさんは早く帰ってきて、と願うばかりだった。
そこまでピンチとは知らず、5人は、ロケットの中でダラダラ過ごしていた。
毎日同じ景色、食べもの…ももと再び4人はストレスになりそうだった。
想像の100倍くらい長い…今下界はどうなっているんだろう?
ぶじだといいな…
そこまででなそでいは眠りに落ちてしまった。
5人がもも星から旅立って、もうすぐ半年が経とうとしていた。
もう地上から旅立って、1年ぐらい経つのだ。4人はすっかりロケットでの生活に慣れた。ももとも、更に仲が深まった気がするし、4人の仲も深まった気がした。そろそろ5人のストレスが限界がきそうなとき、退屈そうに外を眺めていたももが、突然大声を出した。
「あ、あれ…リンルン星!」急いで4人も駆けよってきた。
「本当!ようやく着いたのね!」「長い戦いだった…!!」「やっと新しい仲間を見つけられる!」
ロケットは下へと落下し、そのときやっぱり目を閉じてしまった。
みんなが目を開けると、着陸成功したようだった。
1人ずつロケットから降りていった。少し歩いていくと、看板のようなものがあって、「リンルン星」と書かれていた。この星にももの友だちがいるという。ももを先頭にし、4人はつづいて歩いた。20分くらいして、ももの友だちの家へと着いた。リンルン星は、もも星とはちがっていた。
色んなものが星でできていて、時たま丸い形でできているのもあった。ももによると、もも星とリンルン星は近いから、昔から交流があるらしい。たしかに5人は歩いている時、もも星の桃たちも見かけた。そしてこの星の1部にある、『たま星』とも、深い関わりがあるんだとか。昔4人が読んだ本に、リンルン星のことが書かれた本があった。
そこに、「リンルン星人とたま星人はパートナーとなり、共に生活することがある」というのがあったことを思い出した。だからなのか、すれ違うリンルン星人の頭に、黄色い玉みたいなものが付いていた。もしかしたらあれがたま星人なのかも、となそでいは思った。
ももが友人のドアをノックすると、だれかが出てきた。他のリンルン星人と全く同じ体で、顔はももと似ている。そして頭には、やっぱり黄色い玉が付いていた。
「さ、入って入って!」ももの友人に招かれ、5人は入っていった。
丸いテーブルを前に、ほし形のイスへ座った。
「あたしリンルン!ももと昔からの友だちなんだ。このリンルン星で、この子と一緒に暮らしているの!」
「どうも、たま星人のたまです!」黄色い玉がしゃべって、4人は驚いた。よく見ると顔があり、生きていた。目はト族と同じ目だった。
なので、ト族である4人は親近感を抱いた。
それから、リンルンはココのことをたくさん教えてくれた。
そして、事情を話すと、次のところへ行くまで泊まっていいと言ってくれた。
ココでも4人は、1日目はとても新鮮だった。
でもやはり2日目は慣れてしまった。だけど、ロケットの中よりは快適で、リンルンもいたので、ストレスはなかった。元々ももの友人であるということ、気が合いそうなところから、4人はこの子を仲間にしようかとお思いはじめた。そこで、心を開けるほど仲良くなった時話すことにした。もも星を旅立ち、リンルン星へ来て半年が経ちそうだった。4人はそろそろ言い出しても良いだろうと思い、リンルン&たまへ申しこんだ。
「リンルン、たまさん。事情は知ってるから言わないけど、一緒に仲間になってくれない?なんで・キラリン星を悪だんズから救うの!」
「ああ、いいよ!ねえ、たまさん、どう?」
「ええ。こう見えて、わたし力ありますし!アナタたちからそう言ってくれるのを待っていたのですよ。」
2人の返事に、5人は喜んだ。
「よし、そうと決まれば、今日準備して、明日朝早く出発だ!」
ももがそう言い、他5人は賛成した。
次の日の朝。7人はロケットへ乗りこんだ。リンルンはもも同様、大コーフンしていた。でも初めてではなく、もも星に行く時に乗っているらしい。でも久しぶりだし、乗っているのいつもとちがうから、わくわくしているようだった。
ーもうすぐ下界を離れて、1年が経つ。下界はどうなっているんだろう?丸ノさんはぶじだろうか。1年って想像よりもはるかに長かった。
ストレスも溜まるし、もう戻りたいと思っちゃう時もあった。でも、ここまで来れた。絶対に自分の星を救うんだ!_と3姉妹は思った。
ロケットは最後の星、地球へと向かって飛んだ。7人の仲間は、どきどき、わくわくしていた。
まだ地上を飛んでいるロケットの窓から、ずっと雲が見えている。
5人はすきなことをしたり、寝たりしながら暇をつぶした。
ーー
そのころ、なんで・キラリン星では、悪だんズによる支配が進んでいた。
なんと、もうなそでいたちの家方面までだった。まだ奴隷になっていない丸ノさんは、ひやひやと4人の帰りを待っていた。丸ノさんはもう手遅れかもしれない…と思いはじめていた。ほとんどのなんで族・キラリン族・ト族が奴隷となり、悪だんズの言いなりになっているのだ。だからもう住んでいるほとんどが、悪だんズ星人たち。丸ノさんの知り合い、友だちも次々といなくなってしまった。そろそろ、丸ノさんのところにもやってくるだろう。なんで市長、ト族大統領はぶじなものの、もうキラリン市長は捕まってしまっている。キラリン族で残っているのは、もう丸ノさんくらいだった。日々1人家で過ごしている丸ノさんは、常に不安に包まれているのだった。もう4人が旅立ってから早半年。丸ノさんは早く帰ってきて、と願うばかりだった。
そこまでピンチとは知らず、5人は、ロケットの中でダラダラ過ごしていた。
毎日同じ景色、食べもの…ももと再び4人はストレスになりそうだった。
想像の100倍くらい長い…今下界はどうなっているんだろう?
ぶじだといいな…
そこまででなそでいは眠りに落ちてしまった。
5人がもも星から旅立って、もうすぐ半年が経とうとしていた。
もう地上から旅立って、1年ぐらい経つのだ。4人はすっかりロケットでの生活に慣れた。ももとも、更に仲が深まった気がするし、4人の仲も深まった気がした。そろそろ5人のストレスが限界がきそうなとき、退屈そうに外を眺めていたももが、突然大声を出した。
「あ、あれ…リンルン星!」急いで4人も駆けよってきた。
「本当!ようやく着いたのね!」「長い戦いだった…!!」「やっと新しい仲間を見つけられる!」
ロケットは下へと落下し、そのときやっぱり目を閉じてしまった。
みんなが目を開けると、着陸成功したようだった。
1人ずつロケットから降りていった。少し歩いていくと、看板のようなものがあって、「リンルン星」と書かれていた。この星にももの友だちがいるという。ももを先頭にし、4人はつづいて歩いた。20分くらいして、ももの友だちの家へと着いた。リンルン星は、もも星とはちがっていた。
色んなものが星でできていて、時たま丸い形でできているのもあった。ももによると、もも星とリンルン星は近いから、昔から交流があるらしい。たしかに5人は歩いている時、もも星の桃たちも見かけた。そしてこの星の1部にある、『たま星』とも、深い関わりがあるんだとか。昔4人が読んだ本に、リンルン星のことが書かれた本があった。
そこに、「リンルン星人とたま星人はパートナーとなり、共に生活することがある」というのがあったことを思い出した。だからなのか、すれ違うリンルン星人の頭に、黄色い玉みたいなものが付いていた。もしかしたらあれがたま星人なのかも、となそでいは思った。
ももが友人のドアをノックすると、だれかが出てきた。他のリンルン星人と全く同じ体で、顔はももと似ている。そして頭には、やっぱり黄色い玉が付いていた。
「さ、入って入って!」ももの友人に招かれ、5人は入っていった。
丸いテーブルを前に、ほし形のイスへ座った。
「あたしリンルン!ももと昔からの友だちなんだ。このリンルン星で、この子と一緒に暮らしているの!」
「どうも、たま星人のたまです!」黄色い玉がしゃべって、4人は驚いた。よく見ると顔があり、生きていた。目はト族と同じ目だった。
なので、ト族である4人は親近感を抱いた。
それから、リンルンはココのことをたくさん教えてくれた。
そして、事情を話すと、次のところへ行くまで泊まっていいと言ってくれた。
ココでも4人は、1日目はとても新鮮だった。
でもやはり2日目は慣れてしまった。だけど、ロケットの中よりは快適で、リンルンもいたので、ストレスはなかった。元々ももの友人であるということ、気が合いそうなところから、4人はこの子を仲間にしようかとお思いはじめた。そこで、心を開けるほど仲良くなった時話すことにした。もも星を旅立ち、リンルン星へ来て半年が経ちそうだった。4人はそろそろ言い出しても良いだろうと思い、リンルン&たまへ申しこんだ。
「リンルン、たまさん。事情は知ってるから言わないけど、一緒に仲間になってくれない?なんで・キラリン星を悪だんズから救うの!」
「ああ、いいよ!ねえ、たまさん、どう?」
「ええ。こう見えて、わたし力ありますし!アナタたちからそう言ってくれるのを待っていたのですよ。」
2人の返事に、5人は喜んだ。
「よし、そうと決まれば、今日準備して、明日朝早く出発だ!」
ももがそう言い、他5人は賛成した。
次の日の朝。7人はロケットへ乗りこんだ。リンルンはもも同様、大コーフンしていた。でも初めてではなく、もも星に行く時に乗っているらしい。でも久しぶりだし、乗っているのいつもとちがうから、わくわくしているようだった。
ーもうすぐ下界を離れて、1年が経つ。下界はどうなっているんだろう?丸ノさんはぶじだろうか。1年って想像よりもはるかに長かった。
ストレスも溜まるし、もう戻りたいと思っちゃう時もあった。でも、ここまで来れた。絶対に自分の星を救うんだ!_と3姉妹は思った。
ロケットは最後の星、地球へと向かって飛んだ。7人の仲間は、どきどき、わくわくしていた。



