あっという間に、3姉妹を乗せたカミナリノカミは、おまめ星を飛びだしました。
そして、3匹の故郷の星、なんで・キラリン星へ入っていきました。
すっかり疲れていた3匹は、カミナリノカミの上で眠りにつきました。
そして、はっとして目を覚ますと、もう家に着いているようでした。カミナリノカミが、目を覚ましたのに気がつくと、帰っていこうとしました。それを、慌ててもるほどが止めました。
「送ってくれて本当にありがとう。助かったわ。アナタがいなかったら、ココへ戻ってこれなかったわ!」
ぺこぺこしながらもるほどが言いました。
他2匹も、何度もお礼を言いました。
「いいってことよ。」
すこし照れくさそうに、カミナリノカミが言いました。
「じゃ、元気で。ウチはカミナリの都へ戻るよ。」
そして、カミナリノカミは向きを変えると、空に向かって飛んでいきました。
カミナリノカミが完全に見えなくなるまで、3匹は手をふりつづけました。
見えなくなると、3匹はわが家に入っていきました。
1年も経っていないはずなのに、3姉妹は懐かしく思いました。
中へ入ると、お母さんの懐かしい
「はーい?」
という声が聞こえてきました。お母さんは3匹の前に来ると、立ちどまってしまいました。
「うそ…アナタたち!」
お母さんは3匹を抱きよせました。そして、うわああんと泣き出しました。3匹も、つられて泣きだしました。何事かと、遠くからお父さんがやってきました。そして、3匹のことを見ると、
「帰ってきたのか!ぶじだったんだな…!!」
と言いました。そして、お父さんも3匹を抱きよせました。
それからちょっとしてから、リビングでお宝を見せました。
旅の話をしながら、GETした順に並べていきました。
1つ1つの宝に、お母さんとお父さんが反応してくれました。
特にすごかったのが、宝石。色が変わると、親2匹は驚いて叫んでいました。
そして、夜ごはん中も、旅の話はつづきました。
話がひと段落すると、なそでいは気になっていたことを聞きました。
「ねえ、おばあちゃんだいじょうぶ?」
しばらく、場が静まりかえりました。なそでいは、やってしまったと思い、うつむきました。ちょっとして、お母さんがしょんぼりして言いました。
「…ひどくなる一方なの…。」
そして、またしいんとしました。
「そういえば、アナタたちはおまめ星に行ったのよね。特に、何もなかった?」
「え、うん…。」
キョトンとしてなそでいが言いました。
「そうかあ。だって、あそこ発生地でしょ?だから、何かしらあったと思うけどね…薬とか。」
「くすり…あっ!」
考えこんでぶつくさしていたなそでいが、突然叫びました。
「GETしたお宝の中に、粉っぽいのがあった。あれ、何かの薬かもって思ってたんだ!」
「えっ本当に!?」
嬉しそうにお母さんが叫びました。
荷もつの中を探ると、1つのジップロップに粉が入っていました。それを見せると、お父さんがびっくりして言いました。
「そ、それ本で見たことあるぞ!たしか、どんな病でも治りせる薬…!」
「えーっ!じゃあ、コレをおばあちゃんにあげれば…治せるかも!」
なそでいがコーフンして叫びました。
「だな!…ってか何でさっき気づかなかったんだ?」
「さっき出しわすれちゃったみたい…えへへ。」
「とにかく、今からでも行きましょうよ。」
お母さんが待ちきれなさそうに言いました。
もう夜ごはんもおわっていますし、外もまだ真っ暗ではないので、行くことにしました。
しばらく歩いていくと、おばあちゃんの家に着きました。
中へ入ると、おばあちゃんがいました。
3匹は急いでおばあちゃんのところへ駆けつけました。
「ああ…アンタたち…。」
おばあちゃんは、いつもとちがう、元気のない低い声をしていました。
それに、表情がありません。感情がなくなってしまったようです。まさに、感無病って感じでした。なそでいは荷もつから薬を取りだすと、おばあちゃんにふりかけました。
お父さんが昔読んだ本に、そうすると書いてあったんです。
一瞬、おばあちゃんの周りににじ色のベールができました。
でも一瞬で消えてしまいました。でも、あきらかにおばあちゃんは変わっていました。表情が出てきて、生き生きとしています。3姉妹は飛びはねながら喜びました。親2匹も、ほっとしていました。そしてすぐ、おばあちゃんの元へ駆けよっていきました。おばあちゃんは何事かと、キョトンとしていました。今まで起こったことを、5匹代わりばんこで話しました。すると、おばあちゃんはびっくりしていたけど、すぐに笑顔になりました。
「ありがとう、あたしを助けてくれたんだね。よし、もっとその話を聞かせてくれよ。」
いつもの元気のいい声に戻っていました。
そして、詳しく、3匹は旅のことを話しました。
おばあちゃんはびっくりしたり、コーフンしたり、喜んだり、悲しんだりと様々な反応をしてくれました。
ずうっとしゃべってるうち、だんだんと3姉妹は眠たくなってきました。
まずなるほどが寝て、なそでい、もるほどが眠りました。
そして、次にお母さん、お父さんが眠り、おばあちゃんは4匹の寝顔を眺めてから、眠りました。みんな、その日の夜はぐっすりと眠れました。
あれから何事もなく、ト族一家は家でゆっくり過ごしていました。
まあ、何事もなかった、ワケではないんですけど。
あれから、なそでいはまたおめ星に行って、薬を配りました。
そして、おまめ星の歴史本に、書かれることになったのです。
で、どうやって薬を増やしたかといいますと、魔法の力で増やしました。
おまめ星についても、すこし話すことがあります。
薬がなそでいから配られたことによって、感無病にかかった人やおまめは治っていきました。そして、雪やわかるも治り、また偉い人につきました。
そうすると、みんなほっとしました。雪の子どもも、めんどうごとがおわってほっとしているようです。
その後のおまめ星については、みなさんのご想像にお任せします。
そして、3匹の故郷の星、なんで・キラリン星へ入っていきました。
すっかり疲れていた3匹は、カミナリノカミの上で眠りにつきました。
そして、はっとして目を覚ますと、もう家に着いているようでした。カミナリノカミが、目を覚ましたのに気がつくと、帰っていこうとしました。それを、慌ててもるほどが止めました。
「送ってくれて本当にありがとう。助かったわ。アナタがいなかったら、ココへ戻ってこれなかったわ!」
ぺこぺこしながらもるほどが言いました。
他2匹も、何度もお礼を言いました。
「いいってことよ。」
すこし照れくさそうに、カミナリノカミが言いました。
「じゃ、元気で。ウチはカミナリの都へ戻るよ。」
そして、カミナリノカミは向きを変えると、空に向かって飛んでいきました。
カミナリノカミが完全に見えなくなるまで、3匹は手をふりつづけました。
見えなくなると、3匹はわが家に入っていきました。
1年も経っていないはずなのに、3姉妹は懐かしく思いました。
中へ入ると、お母さんの懐かしい
「はーい?」
という声が聞こえてきました。お母さんは3匹の前に来ると、立ちどまってしまいました。
「うそ…アナタたち!」
お母さんは3匹を抱きよせました。そして、うわああんと泣き出しました。3匹も、つられて泣きだしました。何事かと、遠くからお父さんがやってきました。そして、3匹のことを見ると、
「帰ってきたのか!ぶじだったんだな…!!」
と言いました。そして、お父さんも3匹を抱きよせました。
それからちょっとしてから、リビングでお宝を見せました。
旅の話をしながら、GETした順に並べていきました。
1つ1つの宝に、お母さんとお父さんが反応してくれました。
特にすごかったのが、宝石。色が変わると、親2匹は驚いて叫んでいました。
そして、夜ごはん中も、旅の話はつづきました。
話がひと段落すると、なそでいは気になっていたことを聞きました。
「ねえ、おばあちゃんだいじょうぶ?」
しばらく、場が静まりかえりました。なそでいは、やってしまったと思い、うつむきました。ちょっとして、お母さんがしょんぼりして言いました。
「…ひどくなる一方なの…。」
そして、またしいんとしました。
「そういえば、アナタたちはおまめ星に行ったのよね。特に、何もなかった?」
「え、うん…。」
キョトンとしてなそでいが言いました。
「そうかあ。だって、あそこ発生地でしょ?だから、何かしらあったと思うけどね…薬とか。」
「くすり…あっ!」
考えこんでぶつくさしていたなそでいが、突然叫びました。
「GETしたお宝の中に、粉っぽいのがあった。あれ、何かの薬かもって思ってたんだ!」
「えっ本当に!?」
嬉しそうにお母さんが叫びました。
荷もつの中を探ると、1つのジップロップに粉が入っていました。それを見せると、お父さんがびっくりして言いました。
「そ、それ本で見たことあるぞ!たしか、どんな病でも治りせる薬…!」
「えーっ!じゃあ、コレをおばあちゃんにあげれば…治せるかも!」
なそでいがコーフンして叫びました。
「だな!…ってか何でさっき気づかなかったんだ?」
「さっき出しわすれちゃったみたい…えへへ。」
「とにかく、今からでも行きましょうよ。」
お母さんが待ちきれなさそうに言いました。
もう夜ごはんもおわっていますし、外もまだ真っ暗ではないので、行くことにしました。
しばらく歩いていくと、おばあちゃんの家に着きました。
中へ入ると、おばあちゃんがいました。
3匹は急いでおばあちゃんのところへ駆けつけました。
「ああ…アンタたち…。」
おばあちゃんは、いつもとちがう、元気のない低い声をしていました。
それに、表情がありません。感情がなくなってしまったようです。まさに、感無病って感じでした。なそでいは荷もつから薬を取りだすと、おばあちゃんにふりかけました。
お父さんが昔読んだ本に、そうすると書いてあったんです。
一瞬、おばあちゃんの周りににじ色のベールができました。
でも一瞬で消えてしまいました。でも、あきらかにおばあちゃんは変わっていました。表情が出てきて、生き生きとしています。3姉妹は飛びはねながら喜びました。親2匹も、ほっとしていました。そしてすぐ、おばあちゃんの元へ駆けよっていきました。おばあちゃんは何事かと、キョトンとしていました。今まで起こったことを、5匹代わりばんこで話しました。すると、おばあちゃんはびっくりしていたけど、すぐに笑顔になりました。
「ありがとう、あたしを助けてくれたんだね。よし、もっとその話を聞かせてくれよ。」
いつもの元気のいい声に戻っていました。
そして、詳しく、3匹は旅のことを話しました。
おばあちゃんはびっくりしたり、コーフンしたり、喜んだり、悲しんだりと様々な反応をしてくれました。
ずうっとしゃべってるうち、だんだんと3姉妹は眠たくなってきました。
まずなるほどが寝て、なそでい、もるほどが眠りました。
そして、次にお母さん、お父さんが眠り、おばあちゃんは4匹の寝顔を眺めてから、眠りました。みんな、その日の夜はぐっすりと眠れました。
あれから何事もなく、ト族一家は家でゆっくり過ごしていました。
まあ、何事もなかった、ワケではないんですけど。
あれから、なそでいはまたおめ星に行って、薬を配りました。
そして、おまめ星の歴史本に、書かれることになったのです。
で、どうやって薬を増やしたかといいますと、魔法の力で増やしました。
おまめ星についても、すこし話すことがあります。
薬がなそでいから配られたことによって、感無病にかかった人やおまめは治っていきました。そして、雪やわかるも治り、また偉い人につきました。
そうすると、みんなほっとしました。雪の子どもも、めんどうごとがおわってほっとしているようです。
その後のおまめ星については、みなさんのご想像にお任せします。



