3匹が同時に目を覚ますと、またちがうところにいました。
地面には小さい星が散りばめられていて、1つなそでいはそっと取ると、こっそり荷もつにしまいました。リンルン星は、まるで宇宙のようでした。空は夜のように真っ暗で、その中で星がぴかぴか輝いていました。広いところへ出ると、リンルン星人と思われる生きものがいました。建物はみんな丸で、上に星がのっていました。地図にももにももの友だちがいるところに、印をつけてもらいました。その通りに行くと、周りと全く同じ家がありました。先頭にいたなそでいがドアをコンコンたたくと、
「ハーイ」
という声がして、ドアが開きました。そして、そこにはこれまで出会ってきたリンルン星人と全く同じ見た目のリンルン星人がいました。
「ウチに用?」
知らない生きものだからか、リンルン星人は怪訝そうにしていました。
「あっハイ、ももの友だちで…。」
なそでいもドキドキして言いました。
そう言ったとたん、リンルン星人の顔がぱあっと明るくなって、
「どーぞ、どーぞ!」
と中へ入れてもらえました。
星の形のイスに座って、話をはじめました。
まず、もるほどがこれまでのことを話すと、リンルン星人はすぐに分かってくれました。
「へえ、お宝さがしの旅ってワケ。楽しそうじゃん。」
「ありがとう。ところで、ももから聞いたんだけど、ココには伝説の星っていうのがあるの?」
「うん。星見の丘っていうところから、年に一度流れ星が降ってくるの。で、その流れ星を捕まえると、それが伝説の星なの。
もしや、アンタたちは欲しいの?」
「うん!とっても!」
「そうかぁ。でも、捕まえるのはゲキむずなの。なにせ、ちょう速くってね。」
「…そうかあ…」
「うん、まあでも、できた星人はけっこういるし、アンタたちできると思うけどねえ。
あ、そういや名前言ってなかったね。あたし、リンルン。上にいる黄色い玉は、たまさんっていうの。」
リンルンが上を向いて言うと、たまが
「ハイ!」
と返事しました。
「へえ、その子も生きてるんだ。飾りかと思った。」
びっくりしながらなそでいが言いました。
「あー、よく間違われるよね。たま星人っていうの。たま星っていうリンルン星の中のちがう星にいて、でもリンルン星人とパートナーになって、一緒に暮らすんだ。」
「へーえ。興味深い!あっわたし、なそでい!」
なそでいがたまをまじまじと見てから、言いました。
「私はもるほど。よろしくね。」
「あたし、なるほど!よろしくっ」
3姉妹が言いおえると、リンルンが窓を見て言った。
「もしかすると、今日流れ星流れる日かも!」
「えっ!?」
3姉妹がびっくりして叫びました。
「うん、きっとそう。行ってらっしゃい!地図に書いとくね…はい!」
リンルンはペラペラしゃべると、なそでいに地図を返しました。
そして、急いで3姉妹は家を出ました。
リンルンにお礼と、お別れを告げて。
地図を広げて場所を確認すると、3姉妹は“全速力の魔法”を使って向かいました。
そして、目的地へあっという間に着きました。魔法を使った3姉妹は体力が落ちて、へろへろと丘に落ちていきました。そして、丘のふかふかした草地に着くと、3姉妹は急いで立ち上がりました。
そして、夜空のように真っ暗で星がぴかぴか光る空を眺めていました。
中々何も起こらなくて、3匹はリンルンの気のせいだと思いました。
そして諦めて帰ろうとしました。と、その時…。ぴかっと白い一直線のものがものすごいスピードで空を駆けぬけました。思わず、3姉妹は叫んでしまいました。
慌てて近くへ行って、“吸いこむ魔法”を使いました。リンルンの言った通り、本当に流れ星の速いこと。中々魔法で吸いこむことができませんでした。でも、3匹は挫けず、魔法をつづけました。キセキ的に、捕まりますように、と願っていました。
そろそろ、魔法の力も体力も限界です。3姉妹は必死に捕まえようと、魔法をつづけました。それは、一瞬のことでした。あのぴかぴか光る白い線が、なそでいの手にのっていました。嬉しさのあまり、なそでいは泣きそうでした。そして、2匹もそれを見ると、大喜びしました。
しばらく、手にある流れ星を見つめました。そしてなそでいは思いました。
ーーこれが伝説の星。頑張ってよかった。めっちゃキレイ。これは間違いなく宝もの…ーーー
そして、貴重なものをGETできたと思うと、にやけが止まりませんでした。
やがて、空は静かになりました。流れ星は流れてこなくなりました。
ようやく3匹は伝説の星から目を逸らすと、3匹で伝説の星を大事に持って、リンルンの元へと再び戻りました。
心配そうに待っていたリンルンは、3匹が戻ってきたのを見ると、ほっとしました。そして、3匹が持っているのを見ると、コーフンして駆けよってきました。
「本当に、捕まえられたんだ!すごい、キレイだね!」
そして、3匹はリンルンにお礼を言いました。
それから、リンルンに教えてもらったところへ行くことにしました。
またリンルンと別れると、伝説の星を大事に荷もつに入れて、3匹はワープのトビラに向かいました。
今度は、すぐに着くことができました。
そして、中へと入っていきました。
地面には小さい星が散りばめられていて、1つなそでいはそっと取ると、こっそり荷もつにしまいました。リンルン星は、まるで宇宙のようでした。空は夜のように真っ暗で、その中で星がぴかぴか輝いていました。広いところへ出ると、リンルン星人と思われる生きものがいました。建物はみんな丸で、上に星がのっていました。地図にももにももの友だちがいるところに、印をつけてもらいました。その通りに行くと、周りと全く同じ家がありました。先頭にいたなそでいがドアをコンコンたたくと、
「ハーイ」
という声がして、ドアが開きました。そして、そこにはこれまで出会ってきたリンルン星人と全く同じ見た目のリンルン星人がいました。
「ウチに用?」
知らない生きものだからか、リンルン星人は怪訝そうにしていました。
「あっハイ、ももの友だちで…。」
なそでいもドキドキして言いました。
そう言ったとたん、リンルン星人の顔がぱあっと明るくなって、
「どーぞ、どーぞ!」
と中へ入れてもらえました。
星の形のイスに座って、話をはじめました。
まず、もるほどがこれまでのことを話すと、リンルン星人はすぐに分かってくれました。
「へえ、お宝さがしの旅ってワケ。楽しそうじゃん。」
「ありがとう。ところで、ももから聞いたんだけど、ココには伝説の星っていうのがあるの?」
「うん。星見の丘っていうところから、年に一度流れ星が降ってくるの。で、その流れ星を捕まえると、それが伝説の星なの。
もしや、アンタたちは欲しいの?」
「うん!とっても!」
「そうかぁ。でも、捕まえるのはゲキむずなの。なにせ、ちょう速くってね。」
「…そうかあ…」
「うん、まあでも、できた星人はけっこういるし、アンタたちできると思うけどねえ。
あ、そういや名前言ってなかったね。あたし、リンルン。上にいる黄色い玉は、たまさんっていうの。」
リンルンが上を向いて言うと、たまが
「ハイ!」
と返事しました。
「へえ、その子も生きてるんだ。飾りかと思った。」
びっくりしながらなそでいが言いました。
「あー、よく間違われるよね。たま星人っていうの。たま星っていうリンルン星の中のちがう星にいて、でもリンルン星人とパートナーになって、一緒に暮らすんだ。」
「へーえ。興味深い!あっわたし、なそでい!」
なそでいがたまをまじまじと見てから、言いました。
「私はもるほど。よろしくね。」
「あたし、なるほど!よろしくっ」
3姉妹が言いおえると、リンルンが窓を見て言った。
「もしかすると、今日流れ星流れる日かも!」
「えっ!?」
3姉妹がびっくりして叫びました。
「うん、きっとそう。行ってらっしゃい!地図に書いとくね…はい!」
リンルンはペラペラしゃべると、なそでいに地図を返しました。
そして、急いで3姉妹は家を出ました。
リンルンにお礼と、お別れを告げて。
地図を広げて場所を確認すると、3姉妹は“全速力の魔法”を使って向かいました。
そして、目的地へあっという間に着きました。魔法を使った3姉妹は体力が落ちて、へろへろと丘に落ちていきました。そして、丘のふかふかした草地に着くと、3姉妹は急いで立ち上がりました。
そして、夜空のように真っ暗で星がぴかぴか光る空を眺めていました。
中々何も起こらなくて、3匹はリンルンの気のせいだと思いました。
そして諦めて帰ろうとしました。と、その時…。ぴかっと白い一直線のものがものすごいスピードで空を駆けぬけました。思わず、3姉妹は叫んでしまいました。
慌てて近くへ行って、“吸いこむ魔法”を使いました。リンルンの言った通り、本当に流れ星の速いこと。中々魔法で吸いこむことができませんでした。でも、3匹は挫けず、魔法をつづけました。キセキ的に、捕まりますように、と願っていました。
そろそろ、魔法の力も体力も限界です。3姉妹は必死に捕まえようと、魔法をつづけました。それは、一瞬のことでした。あのぴかぴか光る白い線が、なそでいの手にのっていました。嬉しさのあまり、なそでいは泣きそうでした。そして、2匹もそれを見ると、大喜びしました。
しばらく、手にある流れ星を見つめました。そしてなそでいは思いました。
ーーこれが伝説の星。頑張ってよかった。めっちゃキレイ。これは間違いなく宝もの…ーーー
そして、貴重なものをGETできたと思うと、にやけが止まりませんでした。
やがて、空は静かになりました。流れ星は流れてこなくなりました。
ようやく3匹は伝説の星から目を逸らすと、3匹で伝説の星を大事に持って、リンルンの元へと再び戻りました。
心配そうに待っていたリンルンは、3匹が戻ってきたのを見ると、ほっとしました。そして、3匹が持っているのを見ると、コーフンして駆けよってきました。
「本当に、捕まえられたんだ!すごい、キレイだね!」
そして、3匹はリンルンにお礼を言いました。
それから、リンルンに教えてもらったところへ行くことにしました。
またリンルンと別れると、伝説の星を大事に荷もつに入れて、3匹はワープのトビラに向かいました。
今度は、すぐに着くことができました。
そして、中へと入っていきました。



