気がつくと、フェアは知らないところにいました。
たしか、さっきまではホノウノカミの上にいたはずですが、いつのまにか降りています。寝ている間に何があったんだろう…と辺りを見わたしていると、ホノウノカミが近よってきました。
「さ、背中に乗って!」
にっとして、ホノウノカミは背中をフェアの前に指しだしました。
フェアがゆっくりと背中に乗りました。
そして、また全速力で走っていきました。
一方ココロミエールのいる方では、どんどん支配が進んでいました。なんと、雪のベストパートナーのわかるまで、もう心を操られていました。そして、その情報は、もうフェアの故郷までとどいていました。お母さんのユニ、お父さんのコーン、おばあちゃんのユニコーン、みながフェアを心配していました。
もしかしたらあの子も…と思うと、ぞくぞくが止まりませんでした。
しかし、わが子の心配なんかしてる場合ではありません。もうしんぴの森も、支配がはじまっていました。なので、3匹のユニコーン族は、次第に自分の心配をするようになりました。そして、ココにいてはキケンだと考え、家を飛びだしました。
ちょうどその頃、フェアを乗せたホノウノカミと、他11の女神たちが、ココロミエールの元へ向かっていました。
女神たちは、自分の能力や魔法を使いながら、海を上手に渡っていきました。
そして、いよいよです。12の女神たちは、ココロミエールのいる、おまめ総合所へ着きました。真ん中に、フェアを乗せた、ホノウノカミがいます。12の女神たちは、それぞれの叫び声で、ココロミエールを呼びかけました。
すると、一番てっぺんから、何かが降ってきました。
そう、ココロミエールです。
12の女神たちのいるところに立つと、一瞬身ぶるいしました。
きっと、過去に自分を封印したこと、覚えているのでしょう。
でも、すっと平気そうなカオになると、落ち着いた声で話しはじめました。
「おや、久しぶりですねえ、12の女神さあん♪」
12の女神たちは、ココロミエールをキッとにらみました。
ついでに、フェアも一緒ににらみました。
「おー、怖。でも前みたいにはいきませんよ?前よりも、たっくさんの人やおまめの心、操りましたから〜w」
女神たちをあざ笑いすると、指でパチンと音を鳴らしました。
すると、たくさんのおまめが駆けよってきました。
みんな、いっせいに女神たちに飛びかかりました。が、全くびくともしないようです。みんな手や足だけでやられていました。ココロミエールは、何とか平気そうにしようとしていたが、慌てている様子がフェアにはしっかりと感じとれました。そのことよりも、12の女神たちの方が気になりました。みんな強くてカッコよくて美しくて、フェアの憧れのおまめたちでした。強そうなおまめや、大きいおまめも、カンタンにやられていました。そしてついに、ココロミエール本人が、申しこんできました。
「ふっ…前より強くなっているんだからね!閉じこもってパワーためてたんだ!」
強く言っても、やはりカオからは不安が読みとれました。
その様子を、雪はじっと見つめていました。
「雪さま、いいのです?手伝わなくって。」
お手伝いの女の人が言いました。
「ええ。きっとあの子なら、やっつけられるはず。もしも何かあったら、わたしが行くよ。」
キッパリと雪が言いました。
お手伝いさんは安心したように頷くと、ココロミエールに目をやりました。
ココロミエールは、だいぶ成長していました。操る以外も、できるようになっていました。速さもついていたし、ワザも新しく使えていました。バトルにフェアも加わりました。意外に強いので、手伝ってほしいとのことです。しばらく、バトルはつづきました。長いあいだパワーをためていただけということもあり、伝説おまめ並みに強いです。
フェアは胸がドキドキしてきました。
こんなに白熱するバトルをしたのは、久しぶりです。
そして、ついに、ココロミエールをやっつけました。
あんなにやったのに、女神たちはほとんど疲れていないようでした。
ココロミエールを、フェアを乗せてくれたホノウノカミが持っていきました。
最後に、フェアは女神たちにお礼を言いました。特に、乗せてもらったり、色々おしえてくれたホノウノカミには、何度も言いました。そして、12の女神たちはどこかへ去っていきました。
たしか、さっきまではホノウノカミの上にいたはずですが、いつのまにか降りています。寝ている間に何があったんだろう…と辺りを見わたしていると、ホノウノカミが近よってきました。
「さ、背中に乗って!」
にっとして、ホノウノカミは背中をフェアの前に指しだしました。
フェアがゆっくりと背中に乗りました。
そして、また全速力で走っていきました。
一方ココロミエールのいる方では、どんどん支配が進んでいました。なんと、雪のベストパートナーのわかるまで、もう心を操られていました。そして、その情報は、もうフェアの故郷までとどいていました。お母さんのユニ、お父さんのコーン、おばあちゃんのユニコーン、みながフェアを心配していました。
もしかしたらあの子も…と思うと、ぞくぞくが止まりませんでした。
しかし、わが子の心配なんかしてる場合ではありません。もうしんぴの森も、支配がはじまっていました。なので、3匹のユニコーン族は、次第に自分の心配をするようになりました。そして、ココにいてはキケンだと考え、家を飛びだしました。
ちょうどその頃、フェアを乗せたホノウノカミと、他11の女神たちが、ココロミエールの元へ向かっていました。
女神たちは、自分の能力や魔法を使いながら、海を上手に渡っていきました。
そして、いよいよです。12の女神たちは、ココロミエールのいる、おまめ総合所へ着きました。真ん中に、フェアを乗せた、ホノウノカミがいます。12の女神たちは、それぞれの叫び声で、ココロミエールを呼びかけました。
すると、一番てっぺんから、何かが降ってきました。
そう、ココロミエールです。
12の女神たちのいるところに立つと、一瞬身ぶるいしました。
きっと、過去に自分を封印したこと、覚えているのでしょう。
でも、すっと平気そうなカオになると、落ち着いた声で話しはじめました。
「おや、久しぶりですねえ、12の女神さあん♪」
12の女神たちは、ココロミエールをキッとにらみました。
ついでに、フェアも一緒ににらみました。
「おー、怖。でも前みたいにはいきませんよ?前よりも、たっくさんの人やおまめの心、操りましたから〜w」
女神たちをあざ笑いすると、指でパチンと音を鳴らしました。
すると、たくさんのおまめが駆けよってきました。
みんな、いっせいに女神たちに飛びかかりました。が、全くびくともしないようです。みんな手や足だけでやられていました。ココロミエールは、何とか平気そうにしようとしていたが、慌てている様子がフェアにはしっかりと感じとれました。そのことよりも、12の女神たちの方が気になりました。みんな強くてカッコよくて美しくて、フェアの憧れのおまめたちでした。強そうなおまめや、大きいおまめも、カンタンにやられていました。そしてついに、ココロミエール本人が、申しこんできました。
「ふっ…前より強くなっているんだからね!閉じこもってパワーためてたんだ!」
強く言っても、やはりカオからは不安が読みとれました。
その様子を、雪はじっと見つめていました。
「雪さま、いいのです?手伝わなくって。」
お手伝いの女の人が言いました。
「ええ。きっとあの子なら、やっつけられるはず。もしも何かあったら、わたしが行くよ。」
キッパリと雪が言いました。
お手伝いさんは安心したように頷くと、ココロミエールに目をやりました。
ココロミエールは、だいぶ成長していました。操る以外も、できるようになっていました。速さもついていたし、ワザも新しく使えていました。バトルにフェアも加わりました。意外に強いので、手伝ってほしいとのことです。しばらく、バトルはつづきました。長いあいだパワーをためていただけということもあり、伝説おまめ並みに強いです。
フェアは胸がドキドキしてきました。
こんなに白熱するバトルをしたのは、久しぶりです。
そして、ついに、ココロミエールをやっつけました。
あんなにやったのに、女神たちはほとんど疲れていないようでした。
ココロミエールを、フェアを乗せてくれたホノウノカミが持っていきました。
最後に、フェアは女神たちにお礼を言いました。特に、乗せてもらったり、色々おしえてくれたホノウノカミには、何度も言いました。そして、12の女神たちはどこかへ去っていきました。



