気がついて目を覚ますと、フェアは知らないところにいました。
そして、しばらくぼーっとしていました。気を取りもどすと、辺りを見わたしてみました。
さっきの洞窟とは大分ちがい、空の上のようです。地面が雲でできていて、空はキレイな水色でした。そして、至るところに、フシギな光がありました。フェアは、気になり、光の近くへ行ってみることにしました。
その光のところに着くと、フェアは光を触ってみました。
でも、何も感じません。フシギに思っていると、どこからか声が聞こえてきました。
「ようこそ。“光の空間”へ。」
「えっ?」
びっくりして、フェアは辺りを見わたしました。
しかし、どこにも誰もいません。
「ココ、ココだってば!」
頑張って声のところを探していると、フェアははっとしました。
小さい、星のようなものがいました。
「まあ、とっても小さいわね。ところでアナタはだあれ?」
小さい星を見つめながらフェアは聞きました。
「君が大きすぎる気がするけどね。そうそう、ボクはホッシィっていうんだ。」
小さな囁くような声が聞こえてきました。
「ホッシィね、よろしく。ところでここはどこなのかしら。あたし、さっきまでどうくつの島にいたんだけれど…。」
「さっきも言ったじゃない、ココは光の空間。どうくつの島の上にあるところだよ。」
呆れたような小さな声が聞こえてきました。
「ココに来るのは初めてでね。一体、どういうところなの?どうやったら戻れるの。」
「そうだったんだ〜。ココは名前の通り、光の空間なんだ。なにもかも光でできているの。戻るには、ココの最先端にある、ワープのトビラで、戻れるの。」
フェアは相づちを打ちながら、教えてもらったことを覚えました。
「でも、ココは道が多いから、ボクが案内してあげる。着いてきて!」
フェアはぺこりとすると、先を行くホッシィに着いていきました。
本当に、色んなものが光でできていました。
そして、目を凝らしてよく見てみると、小さな星たちがいるのでした。どれもホッシィと同じ形をしていて、光の中で普通に生活していました。というのも、家自体が光なのです。みんな、光の中に入り、そこで生活していました。その様子を見るたび、フェアは光の中が気になってしまいました。ホッシィにあたしは入れないの?と聞いてみましたが、星の族しか入れないの、と言われてしまいました。
そして、どうやらココには、他のおまめはいないようです。ホッシィたちも、おまめだそうです。
中々、最先端に着けませんでした。
やっぱり、ホッシィに案内してもらってなかったら、迷子になってしまうわ、とフェアは着いていきながら思いました。
ホッシィは複雑な道を、すいすい進んでいきます。
あとにつづいて、フェアは慣れない足場を、慎重に進んでいきました。
ようやく、広いところに出て、目的地に到着しました。
その頃には、もうフェアの大量が半分以上削られていました。でもホッシィは、全く平気そうです。
「すごいわね、慣れているからなの?」
とハアハア声でフェアが聞きました。
「まあ、そうだね。」
と得意そうにホッシィが答えました。
そして、ホッシィにお礼を言って、フェアは元のところへ戻ろうとしました。しかし、
「ちょっと待って!」
とホッシィに飛びとめられました。
どこからか、ホッシィは白い包みを出しました。そして、それをフェアにくれました。
「まあ、これはなあに?」
コーフンした声でフェアが聞きました。レアなものだと思ったからです。
「それ、ココに来てくれたお礼にだよ。じゃあ、元気でね。」
ホッシィは小さい体をふわふわ動かしながら言いました。
「ありがとう。じゃあ。」
フェアは包みを大事に持って、ワープのトビラを開けました。そして、その中に入っていきました。ものすごい速さで、吸いこまれていきました。
そして、しばらくぼーっとしていました。気を取りもどすと、辺りを見わたしてみました。
さっきの洞窟とは大分ちがい、空の上のようです。地面が雲でできていて、空はキレイな水色でした。そして、至るところに、フシギな光がありました。フェアは、気になり、光の近くへ行ってみることにしました。
その光のところに着くと、フェアは光を触ってみました。
でも、何も感じません。フシギに思っていると、どこからか声が聞こえてきました。
「ようこそ。“光の空間”へ。」
「えっ?」
びっくりして、フェアは辺りを見わたしました。
しかし、どこにも誰もいません。
「ココ、ココだってば!」
頑張って声のところを探していると、フェアははっとしました。
小さい、星のようなものがいました。
「まあ、とっても小さいわね。ところでアナタはだあれ?」
小さい星を見つめながらフェアは聞きました。
「君が大きすぎる気がするけどね。そうそう、ボクはホッシィっていうんだ。」
小さな囁くような声が聞こえてきました。
「ホッシィね、よろしく。ところでここはどこなのかしら。あたし、さっきまでどうくつの島にいたんだけれど…。」
「さっきも言ったじゃない、ココは光の空間。どうくつの島の上にあるところだよ。」
呆れたような小さな声が聞こえてきました。
「ココに来るのは初めてでね。一体、どういうところなの?どうやったら戻れるの。」
「そうだったんだ〜。ココは名前の通り、光の空間なんだ。なにもかも光でできているの。戻るには、ココの最先端にある、ワープのトビラで、戻れるの。」
フェアは相づちを打ちながら、教えてもらったことを覚えました。
「でも、ココは道が多いから、ボクが案内してあげる。着いてきて!」
フェアはぺこりとすると、先を行くホッシィに着いていきました。
本当に、色んなものが光でできていました。
そして、目を凝らしてよく見てみると、小さな星たちがいるのでした。どれもホッシィと同じ形をしていて、光の中で普通に生活していました。というのも、家自体が光なのです。みんな、光の中に入り、そこで生活していました。その様子を見るたび、フェアは光の中が気になってしまいました。ホッシィにあたしは入れないの?と聞いてみましたが、星の族しか入れないの、と言われてしまいました。
そして、どうやらココには、他のおまめはいないようです。ホッシィたちも、おまめだそうです。
中々、最先端に着けませんでした。
やっぱり、ホッシィに案内してもらってなかったら、迷子になってしまうわ、とフェアは着いていきながら思いました。
ホッシィは複雑な道を、すいすい進んでいきます。
あとにつづいて、フェアは慣れない足場を、慎重に進んでいきました。
ようやく、広いところに出て、目的地に到着しました。
その頃には、もうフェアの大量が半分以上削られていました。でもホッシィは、全く平気そうです。
「すごいわね、慣れているからなの?」
とハアハア声でフェアが聞きました。
「まあ、そうだね。」
と得意そうにホッシィが答えました。
そして、ホッシィにお礼を言って、フェアは元のところへ戻ろうとしました。しかし、
「ちょっと待って!」
とホッシィに飛びとめられました。
どこからか、ホッシィは白い包みを出しました。そして、それをフェアにくれました。
「まあ、これはなあに?」
コーフンした声でフェアが聞きました。レアなものだと思ったからです。
「それ、ココに来てくれたお礼にだよ。じゃあ、元気でね。」
ホッシィは小さい体をふわふわ動かしながら言いました。
「ありがとう。じゃあ。」
フェアは包みを大事に持って、ワープのトビラを開けました。そして、その中に入っていきました。ものすごい速さで、吸いこまれていきました。



