おまめ星では、今とあるピンチだった。
というのは、あるおまめが、おまめ星を支配しているからだ。
そのおまめは、人の心やおまめの心を操ることのできる、伝説おまめ。
とおーい昔に悪いことをし、封印されていたのだが…。
たまたま、1人の人間によって、封印が解けてしまった。
そのことに、おまめたちは大慌て。
人間は知らない人が多いので、特に平気だった。
しかし、おまめに詳しい人たちは、おまめと同様、大慌て。
一番偉い人を務めているのは、雪。
女の人で、今は1人の子どものお母さん。
雪に情報が渡ったのは、つい最近のこと。
もちろん、雪はおまめに詳しいので、聞いたとたんに血の気が引いた。
雪のおばあちゃんは、だいぶ昔、おまめ死守者だった。
世の中の悪い人がおまめを死まで追いやることに、反対していたいい人たちの集まり。
でも圧倒的にその人たちの数が多く、守りきれなくておまめは滅亡した。
そして、世の中のほとんどの人が、おまめについて知らないのだった。
そんな中、唯一おまめについて詳しいおばあちゃんから、雪はおまめの話を聞いていた。
そのため、今おまめを支配している、おまめについても聞かされていたので、知っていたのだった。
といっても、もうずいぶん前のことで、雪は詳しく思い出せなかった。
雪のパートナーであるわかるも、まだ生まれていない時だ。
なので、雪はもう一度、おばあちゃんに聞いてみることにした。
おばあちゃんに電話して、来てくれと頼むと、すぐに来てくれた。事情を説明しているうち、どんどんおばあちゃんは青ざめていった。
「まあ、またあのおまめがね…」
おばあちゃんは震えながら言った。
「ねえ、おばあちゃん、もう一度教えてほしいの!
あのおまめについて!」
おばあちゃんはすうっと息を吸いこむと、話しはじめた。
「いい?ようく聞いてね。やっつけたとされる方法を言うから。
そのとおーい昔、おまめ星は大ヘンなことが起きました。
そう、それはおまめ星を支配しはじめた、おまめのせいです。
そのおまめの名は…ココロミエール。」
「あっ!」
思わず雪は声を出した。
「そう、そう!そういう名前だったわ。」
おばあちゃんはにこっとすると、また話をはじめた。
「ココロミエールは、おまめの心を操ることができるのです!その能力を利用して、おまめ星を自分のものにしようとしました。おまめの心を操り、自分の思うがままにしたのですね。途中までは、うまくいっていました。しかし、ココでココロミエールに、反抗するおまめが現れたのです。そのおまめの心だけはどうしても操れなくて、ココロミエールは他は弱かったですから、倒されてしまったのです。」
言いおわると、おばあちゃんはしばらく息を整えていた。
「ねえ、ココロミエールを倒したおまめって?」
と興味津々に雪が聞いた。
「ううん、分かってないのよ。ま、その頃はおばあちゃんもいなかったですし。」
苦笑いしながらおばあちゃんは答えた。
「で、倒し方って、何?」
「ああ。そうでしたね。えっと、まあ簡単です。ココロミエールが、心を操れないおまめを連れていき、倒すんです。」
「ええ、そんなおまめっているの?簡単ではなさそう。」
「まあね。そこですよね。その頃のおまめも、分かってないし。」
というのは、あるおまめが、おまめ星を支配しているからだ。
そのおまめは、人の心やおまめの心を操ることのできる、伝説おまめ。
とおーい昔に悪いことをし、封印されていたのだが…。
たまたま、1人の人間によって、封印が解けてしまった。
そのことに、おまめたちは大慌て。
人間は知らない人が多いので、特に平気だった。
しかし、おまめに詳しい人たちは、おまめと同様、大慌て。
一番偉い人を務めているのは、雪。
女の人で、今は1人の子どものお母さん。
雪に情報が渡ったのは、つい最近のこと。
もちろん、雪はおまめに詳しいので、聞いたとたんに血の気が引いた。
雪のおばあちゃんは、だいぶ昔、おまめ死守者だった。
世の中の悪い人がおまめを死まで追いやることに、反対していたいい人たちの集まり。
でも圧倒的にその人たちの数が多く、守りきれなくておまめは滅亡した。
そして、世の中のほとんどの人が、おまめについて知らないのだった。
そんな中、唯一おまめについて詳しいおばあちゃんから、雪はおまめの話を聞いていた。
そのため、今おまめを支配している、おまめについても聞かされていたので、知っていたのだった。
といっても、もうずいぶん前のことで、雪は詳しく思い出せなかった。
雪のパートナーであるわかるも、まだ生まれていない時だ。
なので、雪はもう一度、おばあちゃんに聞いてみることにした。
おばあちゃんに電話して、来てくれと頼むと、すぐに来てくれた。事情を説明しているうち、どんどんおばあちゃんは青ざめていった。
「まあ、またあのおまめがね…」
おばあちゃんは震えながら言った。
「ねえ、おばあちゃん、もう一度教えてほしいの!
あのおまめについて!」
おばあちゃんはすうっと息を吸いこむと、話しはじめた。
「いい?ようく聞いてね。やっつけたとされる方法を言うから。
そのとおーい昔、おまめ星は大ヘンなことが起きました。
そう、それはおまめ星を支配しはじめた、おまめのせいです。
そのおまめの名は…ココロミエール。」
「あっ!」
思わず雪は声を出した。
「そう、そう!そういう名前だったわ。」
おばあちゃんはにこっとすると、また話をはじめた。
「ココロミエールは、おまめの心を操ることができるのです!その能力を利用して、おまめ星を自分のものにしようとしました。おまめの心を操り、自分の思うがままにしたのですね。途中までは、うまくいっていました。しかし、ココでココロミエールに、反抗するおまめが現れたのです。そのおまめの心だけはどうしても操れなくて、ココロミエールは他は弱かったですから、倒されてしまったのです。」
言いおわると、おばあちゃんはしばらく息を整えていた。
「ねえ、ココロミエールを倒したおまめって?」
と興味津々に雪が聞いた。
「ううん、分かってないのよ。ま、その頃はおばあちゃんもいなかったですし。」
苦笑いしながらおばあちゃんは答えた。
「で、倒し方って、何?」
「ああ。そうでしたね。えっと、まあ簡単です。ココロミエールが、心を操れないおまめを連れていき、倒すんです。」
「ええ、そんなおまめっているの?簡単ではなさそう。」
「まあね。そこですよね。その頃のおまめも、分かってないし。」



