青年は、頭を抱えそうになった。
 少女は、それを見て大いに楽しいと感じた。


「……アイス食べよーぜ」
「奢り?」
「はいはい、買ってやるから一緒に帰んぞ」


 プールサイドに、男女がふたり。

 ただのクラスメイトな少女と青年は、影を並べて冷たいアイスを頬張ることにした。



end.