『おい‥‥なんで涙なんか‥‥』
「悲しいとかじゃないから。
本当に幸せだなって‥‥‥。」
皐月‥‥‥
あなたがもし今生きていたら、どんな
人に恋をしてるのだろう‥‥。
私だけこんな思いをしてしまって
ごめんなさい‥‥。
でもね‥‥もうこの手を離すことは
出来そうにないの‥‥。
だから、あなたに恥じないように
しっかりと生きるよ。
そっと手を繋ぐと切れ長の瞳が優しく
細められ、手を握り返してくれる
「凪‥」
『ん?』
「‥‥‥キスしたい。」
こんな事を自分から伝える日が来るとは
思ってもみなかった人生だったけど、
今溢れる気持ちを抑えられず、凪の唇に
そっと触れるだけのキスをした
「ッ‥‥アイス‥溶けちゃうね‥‥ん」
食べかけのアイスを一口頬張ると、
そのまま凪に唇を塞がれ、冷たいそれが
舌先の温度で溶かされていく
「ッ‥‥ビックリするから‥‥」
『フッ‥‥‥まだ足りねぇ‥‥。
帰ったら覚悟しとけよ。』
ドキン
初めてテントで眠る夜
美しい星空を2人で眺めながら
淡いランタンの光が消すと
凪と何度もキスを交わした後
寄り添って朝まで眠った
ここが私の生きる場所だと感じさせて
くれる温かい場所で、これからもずっと
生きていきたい‥‥‥
「悲しいとかじゃないから。
本当に幸せだなって‥‥‥。」
皐月‥‥‥
あなたがもし今生きていたら、どんな
人に恋をしてるのだろう‥‥。
私だけこんな思いをしてしまって
ごめんなさい‥‥。
でもね‥‥もうこの手を離すことは
出来そうにないの‥‥。
だから、あなたに恥じないように
しっかりと生きるよ。
そっと手を繋ぐと切れ長の瞳が優しく
細められ、手を握り返してくれる
「凪‥」
『ん?』
「‥‥‥キスしたい。」
こんな事を自分から伝える日が来るとは
思ってもみなかった人生だったけど、
今溢れる気持ちを抑えられず、凪の唇に
そっと触れるだけのキスをした
「ッ‥‥アイス‥溶けちゃうね‥‥ん」
食べかけのアイスを一口頬張ると、
そのまま凪に唇を塞がれ、冷たいそれが
舌先の温度で溶かされていく
「ッ‥‥ビックリするから‥‥」
『フッ‥‥‥まだ足りねぇ‥‥。
帰ったら覚悟しとけよ。』
ドキン
初めてテントで眠る夜
美しい星空を2人で眺めながら
淡いランタンの光が消すと
凪と何度もキスを交わした後
寄り添って朝まで眠った
ここが私の生きる場所だと感じさせて
くれる温かい場所で、これからもずっと
生きていきたい‥‥‥



