何かを楽しそうに話してる女性達に
背を向けると、このまま1人で戻ると
気まずいと思い、テントに向かった。
‥‥‥もう少し大人っぽい服で
来たら良かったかな‥‥。
キャンプだからと、ラフな格好で
来すぎた自分を反省してしまう。
スタイルは良くないから、色気は私には
出すことは不可能だけど、オシャレや
女性らしさは努力すればできること。
最近、自然体でいすぎたせいで、
色々を怠っていた気がするから
頑張らないとな‥‥‥
熱気がこもったテントに入ることは
出来ず、高台から景色を眺めていると、
後ろから肩を2回叩かれたので慌てて
振り返った。
『おねーさん1人?』
ビクッ
知らない若そうな男性2人に囲まれ、
何もされていないのに、以前襲われた
時の感覚が急に蘇る
大丈夫‥‥ここは外だし、近くに
みんないるから落ち着け‥‥‥
「1人じゃないんです。こ、恋人と
友達達と来てるので。」
『ふーん。ほったらかしにされて
溜め息ついてた?俺ら下の公園から
おねーさんのこと見てたから。
暇なら一緒に遊ばない?』
「えっ?あ‥遊ばない‥‥。
私もう行かないと‥キャッ!!」
2人の間をすり抜けようとするものの、
あまりにも違う体格に簡単に阻まれて
逃げ場を失う
どうしよう‥‥。
後ろは柵しかないし逃げられない‥‥
『かっわいい!キャッっだって!!
変なことしないから、ね?』
『おい‥‥お前ら何してんだよ‥』
ドクン
怖くて目を逸らしていた私に聞こえて
来た声に2人が振り向くと、凪だけじゃ
なく羽鳥さんと柿添さんの3人が
腕組みをして立っていた。
『もしかして‥おねーさんの彼ですか?
おねーさんここで悲しそうに溜め息
吐いてたので声かけただけっすよ。
じゃあね、おねーさん。』
引き攣った笑みを浮かべながら去る
2人に緊張が解けたのか、足の力が
ふっと抜けてしまうと、凪がすかさず
体を支えてくれた。
『何もされてないだろうな?』
「う、うん、大丈夫‥ありがとう。」
『悪い、皐月と話してから戻るわ。』
羽鳥さん達に頭を下げると、手を振って
2人は戻って行ってしまい、姿が
見えなくなった途端に凪に力強く
抱きしめられた
「ごめッ‥‥心配かけて‥‥」
日差しが照りつける中で感じる凪の
体温に泣きたくないのに涙が瞳に滲む
背を向けると、このまま1人で戻ると
気まずいと思い、テントに向かった。
‥‥‥もう少し大人っぽい服で
来たら良かったかな‥‥。
キャンプだからと、ラフな格好で
来すぎた自分を反省してしまう。
スタイルは良くないから、色気は私には
出すことは不可能だけど、オシャレや
女性らしさは努力すればできること。
最近、自然体でいすぎたせいで、
色々を怠っていた気がするから
頑張らないとな‥‥‥
熱気がこもったテントに入ることは
出来ず、高台から景色を眺めていると、
後ろから肩を2回叩かれたので慌てて
振り返った。
『おねーさん1人?』
ビクッ
知らない若そうな男性2人に囲まれ、
何もされていないのに、以前襲われた
時の感覚が急に蘇る
大丈夫‥‥ここは外だし、近くに
みんないるから落ち着け‥‥‥
「1人じゃないんです。こ、恋人と
友達達と来てるので。」
『ふーん。ほったらかしにされて
溜め息ついてた?俺ら下の公園から
おねーさんのこと見てたから。
暇なら一緒に遊ばない?』
「えっ?あ‥遊ばない‥‥。
私もう行かないと‥キャッ!!」
2人の間をすり抜けようとするものの、
あまりにも違う体格に簡単に阻まれて
逃げ場を失う
どうしよう‥‥。
後ろは柵しかないし逃げられない‥‥
『かっわいい!キャッっだって!!
変なことしないから、ね?』
『おい‥‥お前ら何してんだよ‥』
ドクン
怖くて目を逸らしていた私に聞こえて
来た声に2人が振り向くと、凪だけじゃ
なく羽鳥さんと柿添さんの3人が
腕組みをして立っていた。
『もしかして‥おねーさんの彼ですか?
おねーさんここで悲しそうに溜め息
吐いてたので声かけただけっすよ。
じゃあね、おねーさん。』
引き攣った笑みを浮かべながら去る
2人に緊張が解けたのか、足の力が
ふっと抜けてしまうと、凪がすかさず
体を支えてくれた。
『何もされてないだろうな?』
「う、うん、大丈夫‥ありがとう。」
『悪い、皐月と話してから戻るわ。』
羽鳥さん達に頭を下げると、手を振って
2人は戻って行ってしまい、姿が
見えなくなった途端に凪に力強く
抱きしめられた
「ごめッ‥‥心配かけて‥‥」
日差しが照りつける中で感じる凪の
体温に泣きたくないのに涙が瞳に滲む



