落ち着かないから、何かしていた方が
いいと思い、オープンキッチンにいる
凪のそばにいくと、おしゃれなキッチン
用品が沢山並べられていた
菓子パンばっかり食べてる人の
キッチンとは思えない‥‥
料理が苦手な私よりも道具が揃ってて、
なんかこのキッチンを見てしまうと、
私の備えや作ってる素朴な料理に
一気に恥ずかしさが増してしまった
ガラスのティーポットに温かい
ルイボスティーをいれてから
2人でソファに移動すると、横並びに
座り冷ましながらゆっくりと口に含み
飲んだ。
「‥ここの家具も全部凪が作ったの?」
置かれているローテーブルの色合いが
綺麗で、そこをそっと撫でる
『ん‥殆ど作った‥‥。ソファの生地は
知り合いや仕事仲間に頼んだ部分も
あるけどな‥‥。』
「そうなんだ‥‥やっぱりすごいや‥。
私も新居に引っ越す時に凪に家具を
オーダーしてもいい?」
温かい想いが込められた凪の家具は、
手触りも良く、シンプルだけど形も
綺麗で素敵だ‥‥
大きい家具は無理だけど、お店で使ってる無垢材の椅子はお気に入りだから、
私の背丈にあった椅子をオーダーして
みたい。
『ここにいろよ‥‥』
えっ?
体の向きを変えて私の方に向き直ると、
ソファの背もたれに肘をつき、真っ直ぐ
見つめられる
「‥‥いつまでも甘えられないよ。
近くの物件で安めのところが空いたら
連絡してもらうようにしてるんだ。
住まいは変わっても、ここではずっと
働きたいって思ってるよ‥‥。」
目の前から伸びて来た手が、私の長い
髪を掬うと、そこに指を絡めていく
女性慣れしているのか、凪の一つ
ひとつの行動は自然過ぎて、慣れていない私はいちいち心拍が乱れてしまう
『前にさ、オレに話せてないことが
沢山あるって言ってただろ?
教えてよ‥‥俺も言うから。』
ドクン
私の髪を指に絡めたまま
自分の口元に持っていき、
その先端に唇を触れさせた凪が、
少し首を傾げて上目遣いに見つめて来た
いつかは話したいと思ってたけれど、
こんな急に言われるとは思わず、
体に力が入ってしまう‥‥
でも‥‥凪のことはもっと知りたい‥‥
あまりの色気に耐えられず凪から
咄嗟に離れると、赤くなっているだろう
顔を見られたくなくて前を向いてお茶を
一口飲んだ
いいと思い、オープンキッチンにいる
凪のそばにいくと、おしゃれなキッチン
用品が沢山並べられていた
菓子パンばっかり食べてる人の
キッチンとは思えない‥‥
料理が苦手な私よりも道具が揃ってて、
なんかこのキッチンを見てしまうと、
私の備えや作ってる素朴な料理に
一気に恥ずかしさが増してしまった
ガラスのティーポットに温かい
ルイボスティーをいれてから
2人でソファに移動すると、横並びに
座り冷ましながらゆっくりと口に含み
飲んだ。
「‥ここの家具も全部凪が作ったの?」
置かれているローテーブルの色合いが
綺麗で、そこをそっと撫でる
『ん‥殆ど作った‥‥。ソファの生地は
知り合いや仕事仲間に頼んだ部分も
あるけどな‥‥。』
「そうなんだ‥‥やっぱりすごいや‥。
私も新居に引っ越す時に凪に家具を
オーダーしてもいい?」
温かい想いが込められた凪の家具は、
手触りも良く、シンプルだけど形も
綺麗で素敵だ‥‥
大きい家具は無理だけど、お店で使ってる無垢材の椅子はお気に入りだから、
私の背丈にあった椅子をオーダーして
みたい。
『ここにいろよ‥‥』
えっ?
体の向きを変えて私の方に向き直ると、
ソファの背もたれに肘をつき、真っ直ぐ
見つめられる
「‥‥いつまでも甘えられないよ。
近くの物件で安めのところが空いたら
連絡してもらうようにしてるんだ。
住まいは変わっても、ここではずっと
働きたいって思ってるよ‥‥。」
目の前から伸びて来た手が、私の長い
髪を掬うと、そこに指を絡めていく
女性慣れしているのか、凪の一つ
ひとつの行動は自然過ぎて、慣れていない私はいちいち心拍が乱れてしまう
『前にさ、オレに話せてないことが
沢山あるって言ってただろ?
教えてよ‥‥俺も言うから。』
ドクン
私の髪を指に絡めたまま
自分の口元に持っていき、
その先端に唇を触れさせた凪が、
少し首を傾げて上目遣いに見つめて来た
いつかは話したいと思ってたけれど、
こんな急に言われるとは思わず、
体に力が入ってしまう‥‥
でも‥‥凪のことはもっと知りたい‥‥
あまりの色気に耐えられず凪から
咄嗟に離れると、赤くなっているだろう
顔を見られたくなくて前を向いてお茶を
一口飲んだ



