「美羽ちゃん、今度カイ君といつ遊ぶのー?来週学校終わったらはる君とありすのお家来てー?お休みの時でもいいよ」
「え…えっと…どうかな?」
「姫野もそんな暇じゃねぇから。遥斗と遊びたいなら学校で遊ぶ約束して二人で遊んで来いよ」
ありすちゃんと遥斗は同じ小学校だったので、学年は違ってもまた会うには困らなそうだった。
私は海麗君とデートとかしてみたいけど…デートとまではいかなくてもまたお出掛け出来たらいいな。
「美羽ちゃんとも遊びたいんだもん…カイ君と美羽ちゃんも付き合えば良いのに!」
「普通ありすみたいにすぐ付き合ったりしねぇの。姫野、ありすが勝手な事ばっかり言ってごめんな」
「ううん!全然っ……でも…もし海麗君が良かったらまた遊びたいな……」
このままだと海麗君に意識してもらえてないと思うから私から頑張って誘わなくちゃ…
「あー…じゃあ…姫野が他の友達と予定ない時でいいからな?」
「うんっ…予定わかったらまた連絡するね」
海麗は目線を逸らしてありすちゃんのリュックに着いているぬいぐるみのキーホルダーをいじりながら頷いた。



