すると、突然トーク画面にドーナツちゃんが無防備に寝ている写真が送信されてきた。
「ふはっ…可愛いーっ」
そんなドーナツちゃんの姿につい一人で声に出してしまう。
あ…すぐ既読付けちゃった…
『いつもこんな顔で寝てる』
あ、そっか!ドーナツちゃんの写真送ってってお願いしたから送ってくれたんだぁ…
急いでお礼の返信を送る。
『また何か撮ったら送る。今日の事…平気か?』
海麗君とドーナツちゃんの事考えて思い出さないようにしてたけど今日の変質者は本当に怖かった。
露出狂とか変な人にはよく遭遇するけど襲われかけたのは初めてだった。
でも海麗君のパーカー抱き締めて海麗君の匂いがすると安心する…
『うん、ドーナツちゃんと海麗君に助けてもらったから大丈夫!』
『また何かあったらいつでも連絡していいからな。もう遅いからおやすみ』
あ…終わっちゃった…
私が勝手に仲良くなりたいって思ってるだけだもんね…
同じ学校だし、隣りの席だし仲良くなるチャンスはまだまだたくさんあるよねっ



