˖˚⋆
⊹
˖
「ううむ……」
「まひる、お昼食べに行こ────って、なにしょぼくれてるの。そんなに悪かった? テストの点」
翌日。
4限目は数学の授業で、先週終わったばかりの中間テストの成績返却があった。
眉間にしわを寄せて、うなる私に、一緒にお昼ごはんを食べようと誘いに来た “つーちゃん” がぎょっと目を見開く。
つーちゃんこと、丸山つかさちゃん。
去年────1年生のときに出会って、今では大親友なんだ。2年連続同じクラスなんだよ。
「うわ、ホントに赤点じゃん」
「え゛っ、ちょ、つーちゃん勝手に見ないで!?」
慌てて返却されたてほやほやのテスト用紙を胸の前で抱きしめる。
キッとつーちゃんに鋭い目を向けると、つーちゃんは「いやいや」と呆れた顔をした。
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「ううむ……」
「まひる、お昼食べに行こ────って、なにしょぼくれてるの。そんなに悪かった? テストの点」
翌日。
4限目は数学の授業で、先週終わったばかりの中間テストの成績返却があった。
眉間にしわを寄せて、うなる私に、一緒にお昼ごはんを食べようと誘いに来た “つーちゃん” がぎょっと目を見開く。
つーちゃんこと、丸山つかさちゃん。
去年────1年生のときに出会って、今では大親友なんだ。2年連続同じクラスなんだよ。
「うわ、ホントに赤点じゃん」
「え゛っ、ちょ、つーちゃん勝手に見ないで!?」
慌てて返却されたてほやほやのテスト用紙を胸の前で抱きしめる。
キッとつーちゃんに鋭い目を向けると、つーちゃんは「いやいや」と呆れた顔をした。



