I scream〜私は叫ぶ〜

悠が?でも、人はいつ裏切るかわからない…用心しておいて損はないよね?
「ガラッ」教室の扉を開き、自分の席に向かう。
悠「なんのようだったんだ?」
鈴「なんでそんなこと聞くの?」
無意識に聞き返してしまった。
悠「いや、別に気になっただけ…なんかキレてる?」
鈴「いや?キレてないけど…」
私に怒っているつもりはないが、悠からしたら怒っているように聞こえたらしい。
悠「そ…なら良いんだけど。」
それから私達はいつも通り授業を終え、今日は部活も無いので、私たちは帰宅した。

〜翌日の朝〜
私はいつも通りに学校に登校し、席で本を読んでいた。
「ガラッ」先生が教室に入って来て、教卓の前に立つと、教卓に手をつきながら、話し始めた。
※これから、宇川先生は、担「」・クラスメイトは、ク「」と、表します。
担「今日は朝から、国語の抜き打ちテストやるぞ〜!」
ク「はぁ〜?かっちゃんひどぉ〜い!きら〜い!」
担「は〜い。そんなこと言ってもやめないからな〜!じゃぁ後ろ回せ〜。紙で指切んなよ〜!」
ク「はぁ、今日はいつにも増してかっちゃんのやる気がねぇ〜気がするの私だけ〜?」
担「お〜、うるせぇ、うるせぇ、じゃあもう始めんぞ〜!じゃぁ、はじめ〜!」
ク「はぁ…」
カリカリカリ、教室中に、シャーペンの音が響く。
今日は、いつも通りじゃない行動ばかりでうんざりする。
鈴「はぁ…はぁぁぁぁ…」
担「おい、如月、ため息うるさいぞ〜」
頭が、「いつ終わるのかな」で埋め尽くされた私の耳には先生の声など聞こえなかった。
鈴「はぁぁ…」
担「だからうるさいって!」
そんな感じで、なんとかテストを終わらせた私たちは休み時間に入った。