歩いてる途中、目に染みるくらいの朝日があたしを照らした。
─────……
まだ人通りが少ないスクランブル交差点を渡る事なく、ずっと立ち止まっているあたし。
不審そうにあたしを見てくるすれ違う人の視線なんかどうでもよくて、廃人と化していく。
……今頃心がシャットダウンしていくなんてね。
遅いよ。
遅いよ────……
─────…カチャ…。
家までのほんの数分の距離さえ時間が掛かって、あたしは力なくフラフラと部屋に上がっていく。
────ペタン……
「……」
たった一日……
ううん、たった数時間でここまで突き落とされるもんなんだ……。
「───どうして…」
どうして?
どうしてあたしなの?
何であたしじゃなきゃいけなかった?
「────…うっ…
~~~~────…おぇっ……」
床に崩れ落ち、耐え難い呪縛に嗚咽が吐き気に姿を変える。
「────…う……
─────っ……」
苦しくて
苦しくて
苦しくて
終わりない苦しみから解放されたくて
━━━━━━グサッ!
あたしは衝動的に目の前にあったナイフで手首を切り刻んだんだ。
────…ポタッ
────…ポタッ
「……はは……
もうしないって…
約束したのになぁ……」
誰かと遠い昔に交わした約束さえどうでも良くなってた。
むしろ安心して笑ってた。
だって、男達に汚されたものが出ていくような気がしたから。
─────…カタン…。
吹き出る流血も気にせず、あたしはリビングから大量の薬を持ってくる。
それを全部飲もうと試みるけど
「────…おぇっ…~~~~っ……」
あたしの口は何も受け付けず、飲もうとしても逆に吐き気が込み上げて無理だった。
「───…うっうっ…
ひっく……うっ…~~~っ…」
消えたかった。
消えたかったよ。
ねぇ
どうしたらあたし死ねる?



