DEAR 2nd 〜Life〜





しばらくうずくまっていると






「───……キャハハ…」





「…っ!」





誰かが近付いてくる足音が聞こえ、あたしは身を隠すように奥の化粧室に身を隠した。






─────バタン!






─────キュッ……





震えを止めるかのように御守りを握り締めていると






─────…キィ…






更衣室の扉が開いたかと思えば






「あー、笑い過ぎて超お腹いたぁい!!!!」




「さっきの顔見たぁ?」




「見た見たぁ♪」







───そんな聞き慣れた三人の声が……








「───…って言うかさー?



本当ゴキブリ並みの精神力だよね~?」





「───ホントホント!

しぶと過ぎて参るわ~」





「───…でもぉ……




害虫駆除は徹底的にやらないとねっ♪




───ねっ?マキ!」







──────……え…





じゃあやっぱりこの声は…

言われているのは───…







「───あったり前じゃん!!!!



ってかもうマジで!!!!



いい加減早く消えてくれたらいいのにぃ~!超ウザ~い。」








─────…マキ……







「……だよねぇ~!



ちょっと可愛いからって調子乗ってるんだよアイツ!」




「───そうそう~!



マキと服とか顔被りまくりだしぃ、可愛いのはマキだけで十分っ♪




ねーっマキっ♪」





「やーっぱそう思うぅ?」







「───思う思う!




じゃないと斗真くんがマキから離れるわけないじゃんっ!!!!!」











──────…………










「だよなー?



せっかく合コン誘ってやったのに、自然装って斗真くんお持ち帰りはないわ~。」





「でしょぉ~~~!?!?!?



斗真はいいヒモになるからずっとマキがキープしてたのに!




あの日電話したら“別れよう”の一点張りだし!




理由話してくれないし、

絶対アイツに寝取られたに違いないじゃん!!!!!」







まさか








「───しかも次の日は違う男連れて送ってもらってるし!!!!!



超男狂いだよねぇ!!!!」







まさかそれが








「アイツに聞いても何もないみたいな顔するしぃ……





───まぁ、マキも同じ事し返してやったけどぉ~♪」









“理由”