DEAR 2nd 〜Life〜






「……いじめられる人間が全部悪いって言うの……?」






それを言われちゃ終わりだよ。




こっちはそんな事言われてたまったもんじゃない。





だって、いじめられる原因も理由も分からないから、みんな行き場がなくなってるんでしょう?





だから、行き先も生き先も見えなくなって“死”っていう答えに辿り着くんでしょう?





いじめられてる人だけが傷付いて、自ら命を落とすハメになって




いじめている人間は何故のうのうと笑って生きていくの?









────クスクス……









ほら今日も




そんな背中を見ては指を差されて嘲笑われる。






─────お昼休み。





そこには教室に一人、立ち尽くすあたしがいた。






「…………」






───ゴミ箱の中。






そこには




今朝作って持ってきたお弁当が、ゴミ同然に捨てられていた。






……どこに行ったと思ったら、こんなとこにあったのか……。





いいけどね……




お腹空いてないし。





でも……




このお弁当箱、高校入る前にお母さんに買ってもらったやつでお気に入りだったんだけどな……







─────カサッ……




カサカサッ───……





みんなが談笑して笑い合ってお昼を囲んでる中、一人無心でお弁当箱をゴミ箱から取り出すと






「拾ってる拾ってる。」




「違うよぉ~!!!!

“漁ってる”の間違いでしょ~!?」




「あっ、そっかぁ!

間違えちゃった!」




「あはは…」







───…そう笑われて。






─────…ギュッ…!!






お弁当を握り締めて、逃げるように中庭のベンチに座った。








─────ピチチ……






のどかに流れる空間。





青い空に舞う鳥を見つめては





「────…ッ…」





顔を上げ、鳥を見つめるフリしてた。





涙が零れないように、と。







────ピチチ……







「───…いーなぁ……



そうやって自由に空飛べて……」






羽が背中に生えたら、どこへ行こうか。









「───…ねぇ……





朝岡さんは元気か知ってる……?」







────ピチチ……







鳥にそう問い掛けてた。





もちろん、答えが返って来ない事は分かりきっていたけど。