夜は味方になった。 一人で生きる事が当たり前になった。 だけど 心はいつしか枯れ果てていった。 仄暗い闇の中。 ずっとずっと待っていた。 片翼しかない翼じゃ飛べないの。 灯りがないと歩けないの。 助けて 助けて 誰かここから連れ出して ……そう叫んでた。 ずっと、ずっと。 ある時 そんな絶望の淵から、 白い光を帯びた何かが見えた。 それが あなただった。