DEAR 2nd 〜Life〜





───…朝岡さんの一人暮らし先は、すごく綺麗だった。




きちんと片付いているリビング、全体的に黒を基調としてるソファやベッド。



飾られてあるお洒落な観葉植物。



パソコンや重ねられたCDの束、ギター、机に散らばる楽譜──…。





うわぁ………。





「……部屋……


すごく綺麗にしてあるんだね……」





「え、そう?

吾郎にはいつも片付けろ連発されてるけど。」




「あはは、でもなんか大人の男の部屋って感じがする♪」




「そう?ありがとう。」







────ふわっ。






─────ドキッ…!






………え…………





朝岡さんは羽織っているシャツを脱ぎ、あたしに掛けてくれていた。







「そんな薄着やったら風邪引くで?


これ羽織っとき。」






「……あ、ありがと……」






─────キュッ。





胸が萎縮して、ドキドキと始動し始める。





……あったかい……。






朝岡さんのね、体温と匂いがこんなにもあったかい。



抱き締められている錯覚さえ覚えて、安心してふいに泣きそうになる。



さっきの合コンとは、全然違う。



何を見ても、誰を見ても何にも思わなかったのに、すごく不思議。



シャツ一枚でこんなにもあたしの心を動かすあなたが、何だか尊く愛しい。






……ねぇ、こんな深い感覚。





誰よりも何よりも大事で、大事で───…






そう、何者にも変えられない。





……やっぱりあなたが好き。






気付くの遅いって笑われてもいいよ。






────好き………。





好きだよ………。