───────……
………あれ…………?
─────ギシッ。
目の前に広がる見慣れない部屋の景色と、いつもとは違うベッドの触覚……。
……………
━━━━━ガバッ!
えっ!?!?えっ!?!?
何ここ!?!?
一体何!?!?!?どこ!?!?!?
「────彩?目ー覚めた?」
「────…え……」
……優しいオレンジのランプの光。
そしてそこに、白いシャツを羽織った朝岡さんがやわらかく笑っていた。
「……朝岡さん……」
「うん、おはよ。
……ってもまだ夜中やけど。」
────…くしゃっ。
朝岡さんにいつものように髪を撫でられたけれど、状況をうまく呑み込めなくて茫然。
……えぇと。
確か斗真くんと話して別れて──…
駅まで歩いて………
………………
………そこからは全く記憶がない……。
急にサーッと血の気が引いていく。
ま、まさか?
まさか好きな人の前でリバースしたとか……
ない………よね……?
視線を恐る恐る服にズラすも………
汚れて……ない。
ホッと安心するあたしをよそに、朝岡さんはまるで見切っているかのように
「……吐いてない吐いてない。大丈夫やって。
つか、ほんま彩にしてはかなり飲んだんやな。
目の前でぶっ倒れたからめちゃくちゃ焦った。」
「─────……!」
ギャー!!!!!!そうだ!!
やっぱりあのまま倒れたんだ!
最悪最悪最悪!
「……ごめん……」
ホント最悪。
恥ずかしい……。
出来ればあんな酔っ払い姿見られたくなかった……
「───いいよ。でも迎えに行って正解やったな。
もし行かんかったら、彩今頃路上でぶっ倒れたままやったかもよ?」
「……うん、ほんとにありがとう……。」
「いーえ。
でも彩ぶっ倒れたし、鍵も分かれへんし、勝手に俺の家までお持ち帰りしたけどごめんな。」
──────ハッ!
そっ………、そうだ!!
ここ朝岡さんの家じゃん!!!!!
…………そう。
初めての────……。



