DEAR 2nd 〜Life〜





「……え、でも───…」




確かついこの前……



……そう、一緒に買い物行った時にマキ言ってたよね?






“マキって彼氏いる?”





“────いないよ。”







………そう………


確かに彼氏はいないって言ってたよね?





……っていうか……




斗真くんがマキの彼氏なら





「───…どうしてわざわざ斗真くんを合コンに呼ぶの……?」






だって、必要なくない?



合コンって、出逢いを見つける為に来るもんじゃないの?



二人が恋人同士ならそんなの必要ないじゃない?






「───…オレも、正直マキが何考えてるかよく分からないんだ。



振り回されてばっかりで──……」





「……え……


でもマキはそんな子に見えないけど───…」





そうだよ。




マキはいい子だもの。



あたしのこと想って泣いてくれた優しい子だもの……。



そんな子じゃないよ。





そんな───…







「───…もう……




マキとは別れようかと思ってる……。」








……そう言った斗真くんは寂しそうに笑って背を向けた。





───その背中からは




本当にマキが好きで好きで苦しいんだろうなって……




そういう……複雑に絡まった気持ちが伝わって来た。





「───あ……



じゃああたしが協力しようか──…?


ほら、色々マキが本当はどう思ってるか聞き出して……」





「─────いい。」





「……でも……っ」





それくらいならあたしにも






「───ほんとにいらない。



今は何しても辛いからさ……ありがとう、彩ちゃん。」





「…………」




「───…彩ちゃんもさ、好きな人がいるならもう合コンなんか来るなよ?」





「……うん……ごめん…」





何も出来ない自分が恥ずかしくて、顔を上げると





「じゃ、オレこっちだから。変な話してごめんね。」





「……ううん。」





「話聞いてくれてありがとう。じゃあ、ね」





「あ、うん、じゃあ……」






───そう言って、手を振った斗真くんの背中を見つめた。






───…あたしは





何故かあの時の斗真くんが忘れられない。





……マキ。


斗真くんはあなたの事を真剣に想っていたよ。




想って……いたよ──…?