────サァァァッ…
春に近い風が吹いた。
少し冷たく、少し温かい微妙な風は何だか逆に心地いい。
「……………」
─────…カサッ。
+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+★-*☆*★*☆*★*☆*-★+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+★-*☆*★*☆*★*☆*-★
★ 桜井先輩へ ★
+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+★-*☆*★*☆*★*☆*-★+.。.:*・゚+.。.:*・゚+.。.:*・゚+★-*☆*★*☆*★*☆*-★
“桜井先輩、ご卒業おめでとうございます★
優しい先輩が大好きですっっ(^3^)/!
大学行っても頑張って下さいね✌⤴✨
from 奥井”
“怖い先輩方がいるなか、桜井先輩だけは優しくて、あたしの心のオアシスでした(^^)v(笑)
またいつでも遊びに来てくださいね!!✨
from 井筒”
“可愛くて、笑顔が素敵な先輩が大好きでした(>_<)❤
from 湯浅”
“せんぱぁぁいっ!!!!
一生愛してますヽ(≧▽≦)/❤❤❤✨✨✨
from 蔵谷”
─────トンッ、トンッ………。
後輩達のメッセージを読みながら、階段を登っていく。
「────ふふっ…」
何だかんだ言って、こういったものを貰えるのはすごく嬉しい。
微笑みながら歩いていくと
「────……」
ピタリと足を止めた。
───…思い出の場所へと辿り着いたから。
いや───……
始まりの場所と言うべきか────……
─────…ガラッ…
ゆっくりと扉を開け、
「……………」
────もう
誰もいない部室に、
ゆっくりと足を踏み入れた。



