DEAR 2nd 〜Life〜






“──このままだと、

彩はただのクラッシャーだよ。”







初めて気付かされた。






“高山さんと元彼女さんを別れさせて、今度は朝岡さんとチカさんを別れさせて。



一体いくつカップル壊せば気が済むわけ?”







───胸に刺さる一言。





……でも……







“……彩ならさ……



朝岡さんの立場とか気持ち……


分かるはずでしょ───…?“







ナナはいつも的を得た事を言っていた。





────そして






“彩、いいの?




これで最後なんだよ?




この機会逃して彩は一生後悔しない?”










拭えないジレンマ。







“桜井彩!笹原ナナ!




出席します!!”







解き放ってくれたのはナナだった。






“…ナナは…



イヤだよ…………




彩が後悔して泣く姿見るのだけは絶対嫌だからね─…!”








そう言って、“後悔しないで”とあたしに最後のチャンスを与えてくれた。




ナナと過ごしたかけがえのない日々が、次々と宝物へと形を変えていく。







────…ナナ。




あなたには頭が上がらない。




お互いが明日から、

もう違う場所へ羽ばたいてしまう事がとてつもなく寂しい。



寂しい。



寂しいよ──……






「───ナナがいなくても、ちゃんと頑張るんだよ。」



「…………っ」




───寂しい、けれど。






「────親友だよ。


彩はずっと、ずっと──…」






「……バカ……っ

当たり前──…じゃんっ……」







───…離れてしまっても。




こうやって絆は消えないから。




そう思えば、少し寂しくない。




ナナが、どうか元気でやっていけますように。






「──…ありがとうね…」





そう言って、ナナとも握手を交わして。






“大好きだよ”






───思いきり強く抱き合い、







「───またねっ!」







互いに笑顔で背を向けた。