───三年前。
高校一年生の春。
誰もクラスに知り合いがいなくて、友達作りが下手なあたしは完全にタイミングが掴めてなかった。
────その時
“──ねぇねぇっ!
良かったからあたしの相手してくんない?
さっきから一人で
寂しいんだよね~。”
“な~んか周りの子とウマ合いそうになくてさっ。
あたし笹原ナナ★”
……そう話しかけてくれたよね。
───…覚えてる?
“ナナはここにいるから、
話したくなったら彩が話して?
ムリヤリは聞かないよ。”
そう言って、何も言わないあたしのそばにずっといてくれたあの日の事。
“……どうしてナナに相談してくれなかったの…?
ナナ、何の為にそばにいるの?
ナナ……
彩の友達じゃないの…?”
そう言って、手首切ったあたしを受け止めてくれたよね。
“……これからは、
何でも話してね…?”
“……え……”
“ナナら友達っしょ?”
───その一言で、どれだけ救われただろうか。
“頑張れっ!
彼女なんかに負けるな!!”
───どれだけ、心強かっただろうか。



