DEAR 2nd 〜Life〜





「……とっ…とにかく!!

そんなんじゃないんだからね!!絶対!」






──…そうだよ。



そんなんじゃないもん。



ただ、朝岡さんはずっとそばで見守ってくれていて……。



あたしにとっては何かこう……



“安心する存在”っていうか……



……それに……



別に恋愛感情があるから気になるとかそんなんじゃない……もん………






「………ほーぉ♪

じゃあ、朝岡さんがキスしたか気にならないんだ?」




「……だから……っ

別にあたしは──………」




「じゃあ教えてあーげなーい♪

自分で朝岡さんに聞きなねー♪」





─────え?





「なっ何で!?!?何でそうなるの!?!?」




慌てて言い返すあたしに、ナナはニヤーッと笑い──…





「だって気にならないんでしょ?


じゃあ別にナナが言う必要もないしー。


もし気になったら朝岡さん本人に直接彩が聞けばいーじゃん♪」





─────なっ…





「ちょっとナナ──…」



「じゃーねー!」




「───ナッ…ナナ!!」



「ばっははーい♪」





ナナは上機嫌で手を振り、颯爽とあたしの前から消えてしまった。