───…そのあと。
さんざん騒いではしゃいで、いつの間にやら年が明けて───……。
“せっかくだから”、と
みんなで近くの神社に歩いて初詣に行く事にした。
────…深夜。
除夜の鐘が辺りに新年の時を告げ、
普段の深夜には絶対こんなに人がいないだろうってくらい、賑わっている神社の中。
………今日は特別な日だもんね。
神社はライトアップされ、すごい人混みだ。
「───アヤヤーっ!!!!
見てみてーーっ!いっぱい屋台出てるよーっっ♪」
「わぁっ!ホントだぁ♪」
「何食べたぁい?♪」
「んー♪じゃあクレープっ♪」
「いいねいいねーっ!」
いっちゃんと二人で、白い息を弾ませながら屋台に目を輝かせる。
「───…さっき死ぬほど鍋とケーキ食ったじゃない……。」
マリアはその後ろから溜め息を吐いて呆れ顔。
「……ま、いんじゃない?
……つか、壱に一緒にはしゃいでくれる相手が出来て良かったよね。」
「……吾郎。彩と猿を一緒にすんなって。」
「──ちょっとぉ純!!!!!
猿ってオレの事ぉ!?!?」
「───お、正解♪
ちょっとは知能が上がってきたか猿♪」
「───むっきー!!!!!!!」
…………なーんて。
みんなで笑いながら境内への階段を登り、お賽銭を入れてお詣り開始。
─────パンパンッ!
「………………」
………えーと………。
今年も笑って過ごせる一年になりますように。
健康でケガのない一年になりますように。
………………
あと────……
─────……チラッ。
……………
───朝岡さんとも………
もう少し、恋愛の距離が縮まりますように……。
自分から告白する勇気が持てますように──…。



