私の王子様は弟系プリンス

「出席を取る。返事しろよー」

と担任の男の先生が出席番号と一人一人の生徒の名前を言い始めた。

「1番の………」

「……はい」




…………。

「24番の篠島 映夕」

はぁ。今日も代わり映えのしない学校生活。私の行き帰りにはいつも静くんがいる。私といるのはそろそろやめて、同級生の子と行ってほしい…な。

「おい!はゆっ、いるなら返事しろ」

「はっはい!」

─────ハハハッ

と笑い声がクラスに起こる。

「もう、映夕ってば、またぼんやりしてたの」

「あはは、ちょっと考え事してただけだよ。伊奈」

私に振り向く前の席の伊奈に声掛けられ、そう返事をした。

「考え事なんて言って、本当は静王子のことなんでしょ!」

「う……うん、まぁ。静くんのことだけど。王子なんて」

私は笑って話を繋いだ。