このブローチ、どうしよう…。普段つけるにしては派手だよな…などと考えていると。
「ルトリーヌ~!ハピバ!」
「誕生日おめでとう、ルトリア」
「あっ…二人共、おはようございます」
我らが『frontier』の仲間、ミヤノとエルーシアである。
二人も、俺が誕生日だってこと、覚えててくれたんだ。
嬉しい。
しかも、二人共プレゼントを用意してくれていたようで。
「ルトリーヌ!プレゼントフォーユー!」
「俺からもな」
「わぁ。ありがとうございます」
エルーシアとミヤノから、それぞれプレゼントをもらった。
何だろう?
「開けて良いですか?」
「良いよ!」
じゃ、まずはエルーシアから。
何だか柔らかい包みだけど…中身は多分…。
「エルは、今年もルトリーヌの為に『おもしろTシャツ』を選んできたぞ!」
「あ、やっぱり…。毎年ありがとうございます」
エルーシアからのプレゼントは、実は毎年同じである。
『おもしろTシャツ』って奴。
「今年もそれなのか…。いい加減違うもの渡せよ」
呆れ顔のルクシー。
いやいや、何もらっても俺は嬉しいから。
『おもしろTシャツ』って知ってる?皆。
背中に、思わず噴き出してしまいそうになる面白い格言がプリントされてるTシャツ。
雑貨屋さんとかでたまに置いてあるよね。
「去年のTシャツは何だったかな?」
「去年は確か、『ワンチャンあるで!』でしたね」
「その前は?」
「『彼女募集中です!』でしたね」
「変なのばっかだな…」
もらったときは嬉しいけど、普段着るにはちょっと勇気が要るよね。
「変じゃねぇよ?今年は」
「本当か…?」
「開けてみますね」
今年の『おもしろTシャツ』は、何て書いてあるかな?
ドキドキの瞬間…。
ビニール袋から、白いTシャツを取り出す。
その背中には、
「…おー…」
「へっへ~。どうよ!」
「…また変なのを…」
ルクシーは呆れてるし、ミヤノは苦笑いだが。
今年のエルーシアからのプレゼントは。
『本気出すよ。明日から!』Tシャツだった。
倒置法ってのがセンスあるよね。
「本気出すなら今日から出せよ」
「分かってねぇなルクシーヌ…。本気ってのはな、明日から出すことに意味があるんだよ!」
今のもちょっと格言っぽかったな。
「ありがとうございます、エルーシア」
「良いってことよ!」
へへんっ、と胸を張るエルーシア。
今年もありがとうございます。
「ルトリーヌ~!ハピバ!」
「誕生日おめでとう、ルトリア」
「あっ…二人共、おはようございます」
我らが『frontier』の仲間、ミヤノとエルーシアである。
二人も、俺が誕生日だってこと、覚えててくれたんだ。
嬉しい。
しかも、二人共プレゼントを用意してくれていたようで。
「ルトリーヌ!プレゼントフォーユー!」
「俺からもな」
「わぁ。ありがとうございます」
エルーシアとミヤノから、それぞれプレゼントをもらった。
何だろう?
「開けて良いですか?」
「良いよ!」
じゃ、まずはエルーシアから。
何だか柔らかい包みだけど…中身は多分…。
「エルは、今年もルトリーヌの為に『おもしろTシャツ』を選んできたぞ!」
「あ、やっぱり…。毎年ありがとうございます」
エルーシアからのプレゼントは、実は毎年同じである。
『おもしろTシャツ』って奴。
「今年もそれなのか…。いい加減違うもの渡せよ」
呆れ顔のルクシー。
いやいや、何もらっても俺は嬉しいから。
『おもしろTシャツ』って知ってる?皆。
背中に、思わず噴き出してしまいそうになる面白い格言がプリントされてるTシャツ。
雑貨屋さんとかでたまに置いてあるよね。
「去年のTシャツは何だったかな?」
「去年は確か、『ワンチャンあるで!』でしたね」
「その前は?」
「『彼女募集中です!』でしたね」
「変なのばっかだな…」
もらったときは嬉しいけど、普段着るにはちょっと勇気が要るよね。
「変じゃねぇよ?今年は」
「本当か…?」
「開けてみますね」
今年の『おもしろTシャツ』は、何て書いてあるかな?
ドキドキの瞬間…。
ビニール袋から、白いTシャツを取り出す。
その背中には、
「…おー…」
「へっへ~。どうよ!」
「…また変なのを…」
ルクシーは呆れてるし、ミヤノは苦笑いだが。
今年のエルーシアからのプレゼントは。
『本気出すよ。明日から!』Tシャツだった。
倒置法ってのがセンスあるよね。
「本気出すなら今日から出せよ」
「分かってねぇなルクシーヌ…。本気ってのはな、明日から出すことに意味があるんだよ!」
今のもちょっと格言っぽかったな。
「ありがとうございます、エルーシア」
「良いってことよ!」
へへんっ、と胸を張るエルーシア。
今年もありがとうございます。


