Music of Frontier

これには両親も、校長も激怒だった。

特に両親は見たこともないくらいの剣幕で、担任を怒鳴り付けていた。

校長も校長で、「お前それ本気で言ってるのか」とか、「そんな言い訳が通用すると思ってるのか」とか、顔を真っ赤にして怒っていた。

担任教師は、自分が大変なことをしてしまったとようやく気づいたのか。

親に叱られた子供のように、泣き出してしまった。

唯一冷静だった学年主任が、皆さん冷静になってください、と慌てて止めに入るほどの阿鼻叫喚ぶりだった。

しかもその後、怒り狂った校長が、俺をいじめていたクラスメイトと、その両親もその場に呼びつけた。

クラスメイトは、この期に及んでようやく自分のやったことの重大さに気づいて青ざめるし。

クラスメイトの両親の反応は千差万別で。

自分の子がそんな馬鹿なことを、と怒る人もいれば。

馬鹿息子が申し訳ないことをした、と必死になって地面に頭を擦り付け、俺に謝る人もいた。

おまけにクラスメイトも泣き出すし。いや、泣くくらいならあんなことしなきゃ良いのに。

事の次第を聞き付け、生徒指導の先生までやって来て、「この度はうちの学校でとんでもない不祥事が…」と謝り出すし。

校長室は、怒ったり泣いたり謝ったりする人々で満杯状態だった。

端から見ればカオスな光景だったろうが、皆真剣そのものだし、そこに巻き込まれる俺は堪ったものではなかった。