Music of Frontier

俺とルクシーは、俺達を迎えに来た帝国騎士と一緒に、帝国騎士団の本部に連れていかれた。

今日も仕事のスケジュールが詰まっていたのだが、緊急事態につき、無理を言って今日は休ませてもらった。

多分…今日だけのことでは済まないと思うが。

俺達が抜けることによって出来た仕事の穴は、帝国騎士団側が補填してくれるとの有り難い申し出だった。

同時に…そこまで大盤振る舞いしてくれるということは、それだけ事態は深刻だということだ。

しかも。

刑事ドラマで見るような、殺風景な取調室に連れていかれるかと思いきや、そんなことはなく。

客人を迎える応接間のような部屋に連れていかれ、ふかふかのソファに腰掛けて待つように言われた。

わざわざお茶を持ってきてくれるくらいなのだから、これでは本当に客人だ。

まぁ…俺は被害者なのであって、容疑をかけられている訳じゃないから…罪人扱いをされる方がおかしいのだが。

ルクシー…大丈夫かな。

俺とルクシーは、ここに連れてこられるなり、それぞれ別室で話を聞かせて欲しいということで、引き離されてしまった。

ルクシーは、真実を知る数少ない証人の一人だが…でも、事件に直接関わっていた訳ではない。

それなのに、あの重要参考人扱いだからな。

この様子じゃ、エインリー先生も駆り出されているかもしれない。