Music of Frontier

その日の朝。

ルクシーが、血相を変えて俺の部屋に飛び込んできた。







「…ルトリア」

「…どうしたんですか?ルクシー」

まだ着替えている途中だった俺は、驚いてボタンを留める手を止め、ルクシーに向き直った。

そんな血相を変えて、どうしたと言うのだ。

「お前…携帯、見たか?」

「携帯…?いや、今日はまだ…」

「…見ない方が良い。お前は…」

…?

見ちゃいけない?何で?

「…どうしたんですか?本当に…」

「…」

ルクシーは唇を強く噛み締めていた。

その顔を見て、俺は分かってしまった。

…あぁ、そうか。

そういうことか。

「…はっきり言ってくれて良いですよ。多分…隠しきれることじゃないんでしょう?」

「…あぁ」

悔しそうに、ルクシーは頷いた。

「ネットニュース…見てみろ」

「…俺の…ことですか?」

「あぁ、そうだ」

だろうね。

ルクシーがそんな顔をしてるってことは。

俺はベッドサイドに放っていた携帯を手に取り、ネットニュースを開いた。

そこには。





…闇に葬られたはずの、真実があった。