姉が帰ってしまってから、俺は自室に戻って、改めて眠り直そうとしたのだが。
とてもじゃないが、寝られる気がしなかった。
抱き枕を抱いて、ベッドの上でしばらくもだもだしていたのだが。
そのタイミングでルクシーが帰ってきたので、俺は早速、寝巻きのうさ耳パーカー姿のまま、姉が訪ねてきたことを話した。
ルクシーは、自分がいない間に俺がそんなことになっていたと聞いて、死ぬほど自分を責めていたようだが。
ルクシーは何にも悪くない。
「そうか…。お前の姉がここに…。…そんなときに、俺は何もしてやれなくて…」
「ルクシーは悪くないですよ…。むしろ、ルクシーがいたら姉がめちゃくちゃルクシーを責めたでしょうから…」
いなくて良かったんじゃないかと思う。
姉は絶対、俺が道を踏み外したのはルクシーが余計なことを吹き込んだせいだと思っているはずだ。
だから、あの場にもしルクシーがいたら…乱闘が始まっていた可能性もある。
…何にせよ、俺の道は変わらない。
「…ルクシーの顔見て、落ち着きました。…寝て良いですか?」
「何で寝るんだよ…」
「三時間くらい寝たところで起こされて、それ以降ろくに寝てないんですよ…」
ルクシーの顔を見ると、途端に脱力してきた。
良かった。またエインリー先生がくれた、ぐっすり寝る為のお薬を飲まなきゃいけないかと。
「…分かったよ。眠いなら寝ろ。また明日も仕事だからな」
明日は…動画の撮影だったよね。
寝とかなきゃ。
「はい…お休みなさい…」
「もう既に半分寝てるな…。毛布かけて寝ろ。風邪引くぞ」
大丈夫。抱き枕抱いてるから。
ルクシーがぽふっ、と毛布かけてくれたので、俺は遠慮なく寝ることにした。
寝て起きたら、何もかも解決していたら良いのにな、と思った。
とてもじゃないが、寝られる気がしなかった。
抱き枕を抱いて、ベッドの上でしばらくもだもだしていたのだが。
そのタイミングでルクシーが帰ってきたので、俺は早速、寝巻きのうさ耳パーカー姿のまま、姉が訪ねてきたことを話した。
ルクシーは、自分がいない間に俺がそんなことになっていたと聞いて、死ぬほど自分を責めていたようだが。
ルクシーは何にも悪くない。
「そうか…。お前の姉がここに…。…そんなときに、俺は何もしてやれなくて…」
「ルクシーは悪くないですよ…。むしろ、ルクシーがいたら姉がめちゃくちゃルクシーを責めたでしょうから…」
いなくて良かったんじゃないかと思う。
姉は絶対、俺が道を踏み外したのはルクシーが余計なことを吹き込んだせいだと思っているはずだ。
だから、あの場にもしルクシーがいたら…乱闘が始まっていた可能性もある。
…何にせよ、俺の道は変わらない。
「…ルクシーの顔見て、落ち着きました。…寝て良いですか?」
「何で寝るんだよ…」
「三時間くらい寝たところで起こされて、それ以降ろくに寝てないんですよ…」
ルクシーの顔を見ると、途端に脱力してきた。
良かった。またエインリー先生がくれた、ぐっすり寝る為のお薬を飲まなきゃいけないかと。
「…分かったよ。眠いなら寝ろ。また明日も仕事だからな」
明日は…動画の撮影だったよね。
寝とかなきゃ。
「はい…お休みなさい…」
「もう既に半分寝てるな…。毛布かけて寝ろ。風邪引くぞ」
大丈夫。抱き枕抱いてるから。
ルクシーがぽふっ、と毛布かけてくれたので、俺は遠慮なく寝ることにした。
寝て起きたら、何もかも解決していたら良いのにな、と思った。


