「…大丈夫か?ルトリア…」
「大丈夫ですって…」
今朝から、何回目?その質問。
もう何度同じやり取りをしたか分からないよ。
「具合悪くなってないか。昨日の夜は眠れたんだろうな?」
「寝ましたよ…。朝ご飯だってちゃんと食べてたでしょ?」
ルクシー、見てたじゃん。
一緒に食べたじゃん。大丈夫だよ。
俺も、実は本番の日を迎えたら具合が悪くなってしまうんじゃないかと心配ではあったのだ。
でも、全然大丈夫。
心配していたのが嘘みたいに、何ともない。
いつものライブ前の、緊張感と高揚感があるだけ。
今回は…ちょっと緊張感の方が強いかな?
こればかりは、さすがにな。
かつての同級生に再会することも考えた。再会のシーンを想像してみたりもした。
でも、やっぱり具合が悪くなったりはしなかった。
事前にエインリー先生にも報告したが。
「君が大丈夫だと思うなら良いよ。無理だけはしないでね」と言われた。
それと、「体調が悪くなったらすぐに来るように」とも。
幸いなことに、今のところこの件のせいで具合が悪くなることはなかった。
そして、今日本番の日を迎えた。
迎えに来てくれたユーリアナさんと共に、俺達は帝国騎士団が用意したコンサートホールに向かった。
「大丈夫ですって…」
今朝から、何回目?その質問。
もう何度同じやり取りをしたか分からないよ。
「具合悪くなってないか。昨日の夜は眠れたんだろうな?」
「寝ましたよ…。朝ご飯だってちゃんと食べてたでしょ?」
ルクシー、見てたじゃん。
一緒に食べたじゃん。大丈夫だよ。
俺も、実は本番の日を迎えたら具合が悪くなってしまうんじゃないかと心配ではあったのだ。
でも、全然大丈夫。
心配していたのが嘘みたいに、何ともない。
いつものライブ前の、緊張感と高揚感があるだけ。
今回は…ちょっと緊張感の方が強いかな?
こればかりは、さすがにな。
かつての同級生に再会することも考えた。再会のシーンを想像してみたりもした。
でも、やっぱり具合が悪くなったりはしなかった。
事前にエインリー先生にも報告したが。
「君が大丈夫だと思うなら良いよ。無理だけはしないでね」と言われた。
それと、「体調が悪くなったらすぐに来るように」とも。
幸いなことに、今のところこの件のせいで具合が悪くなることはなかった。
そして、今日本番の日を迎えた。
迎えに来てくれたユーリアナさんと共に、俺達は帝国騎士団が用意したコンサートホールに向かった。


