Music of Frontier

そして、忘れもしない…カンニングの冤罪を押し付けられて以降、初めての長期休暇の際。

実家に帰った俺は、両親にこれでもかと責め立てられた。

その学期の俺の成績は、カンニング疑惑もあって、今までの成績が嘘に思えるほど惨憺たる有り様だった。

まぁ、とても勉強なんて出来る精神状態じゃなかったせいでもあるが。

両親は何やら色々喚いていたが、怒り過ぎていて、最早何て言ってるのかよく分からなかった。

よくも俺を怒れるもんだよ。自分達が学生時代のときは、俺より遥かに成績悪かった癖にさ。

そもそも帝国騎士官学校にさえ合格しなかった癖に。

勿論「カンニングなんてしてない」というのは一番最初に伝えたが、息子の言うことより学校の先生の言うことの方を盲信している両親には、とても通じなかった。

俺が何を言っても、言い訳にしか聞こえないんだろう。

両親はそうだと思ってたよ。今までだってそうだ。

一度もまともに俺の話なんて聞いてくれたことないし。

元々家族とは、姉以外とはほとんど交流してなかったし。

散々喚きたいだけ喚き散らすのを、俺はぼーっと聞いていた。

で、次に姉だ。

姉はわざわざ俺の長期休暇の間に休みを取り、実家に戻ってきた。