Music of Frontier

実際、俺達はその頃、確かに調子に乗っていた。

何もかもがトントン拍子に進んでいた。

けれど、何事もなく、何のハードルも越えずに、生きていける訳ではない。

俺達にとって…いや、俺にとってもそれは同じ。

そして俺は、元々そちら側に引かれやすい人間だった。