Music of Frontier

15分後。

持ってきたAVは責任持って持ち帰り、二度と外には持ち出さないことを条件に。

エルーシアが無事、ルクシーから釈放された。

「ルクシーヌに交番に突き出されるかと思った~!」

「お前が馬鹿なもの持ってくるからだろ」

「馬鹿じゃないもん!必要なもんだろ?」

そりゃ必要なのかもしれないけどさ。

俺には必要ありません。

「ほら、もう遅くなってきたから。そろそろ帰るぞ」

「あいよ」

ミヤノ達は、帰り支度を始めてしまった。

「あ、ちょっと待ってください」

「あん?まだ何かする?」

「今日手伝ってもらったので、お礼に夕飯奢りますよ」

「マジかっ!ルトリーヌ神!あんがと!」

引っ越し作業、ほとんどやらせてしまったのだからこれくらいは当然だ。

「別に気を遣わなくても良いんだぞ?ルトリア。俺達は別に、見返り求めてる訳じゃないんだから」

ミヤノはそう言うけども。

「それじゃ、俺が納得出来ませんよ。お礼させてください」

「…分かった。じゃ、好意に甘えようかな」

「ベーシュさんも、良いですよね?」

「うん」

良かった。

で…もう一人。

「ルクシーも、行きましょうね」

「…俺は、お前に気を遣われるような仲じゃないぞ?」

ルクシーは渋い顔をしてそう言った。

このくらいのことでお礼をしてもらうほど、他人行儀な扱いをされる覚えはない。

そう言いたいのだろうけど。

でも、そういうつもりじゃない。

「分かってますよ。俺だってそのつもりはありません。ただ…夕飯は皆で食べた方が美味しいでしょう?」

「…まぁ、それは確かに」

じゃ、行こう。

「皆さん何が食べたいですか?何でも良いですよ」

「じゃあエル、焼き肉食べたい。食べ放題行こうぜ」

焼き肉か。良いね。

「良いですよ。皆さん、異論のある人は?」

誰も異論はないようなので。

いざ、焼き肉食べ放題へ。