今なら20皿は行ける、とか大口叩いていたけど。
いざ食べ始めてみると、10皿+赤だしでギブだった。
俺の本気はこんなものか。
「はー…。お腹いっぱーい…」
「満足か、ルトリア」
「えぇ、満足です」
「20皿食うんじゃなかったのか」
ごめんなさい。出来ませんでした。
ルクシーもミヤノもエルーシアも食べ終わり、俺もご馳走様だったが。
「皆、もう食べないの?」
ベーシュさんだけは、黙々と食べ続けていた。
…しかし凄いなベーシュさん。俺の代わりに20皿越えしてくれてるの?
ベーシュさん、あなたさては、今流行りの、一杯食べる系女子だな?
俺は良いと思うよ。男の前では遠慮して小鳥ほどしか食べない女の子より、ずっと好感が持てる。
「しかし…今日は本当に楽しかったですねー」
「そうだな」
俺は、昼間のライブを思い出した。
いつもよりたくさんの観客の前で。実に楽しく歌うことが出来た。
「これで『frontier』の人気も…少しは上がってくれたら良いんだが」
「…そう上手く行くかな」
「どうだろうな…」
…まー、昨日よりは…Twittersのフォロワー数、増えてるんじゃないかな。
三人くらいは。
というのも、今日の路上ライブ、足を運んでくれた観客にはイベントパンフレットが配られているのだが。
そのパンフレットに、出演者の名前と、TwittersのIDが記載されている。
ついでにyourtubeのアカウント名も記載しているので、興味を持った人がいれば…検索してくれるだろう。
登録者増えてたら嬉しいな~。なんて。
まぁ、現実そんなに甘くないとは思うけど。
「とりあえず、今日の成功を喜びましょう」
「だな」
「いえーい」
このときの俺達は、まだ、分かっていなかった。
SNSと言うものの、恐ろしさを。
いざ食べ始めてみると、10皿+赤だしでギブだった。
俺の本気はこんなものか。
「はー…。お腹いっぱーい…」
「満足か、ルトリア」
「えぇ、満足です」
「20皿食うんじゃなかったのか」
ごめんなさい。出来ませんでした。
ルクシーもミヤノもエルーシアも食べ終わり、俺もご馳走様だったが。
「皆、もう食べないの?」
ベーシュさんだけは、黙々と食べ続けていた。
…しかし凄いなベーシュさん。俺の代わりに20皿越えしてくれてるの?
ベーシュさん、あなたさては、今流行りの、一杯食べる系女子だな?
俺は良いと思うよ。男の前では遠慮して小鳥ほどしか食べない女の子より、ずっと好感が持てる。
「しかし…今日は本当に楽しかったですねー」
「そうだな」
俺は、昼間のライブを思い出した。
いつもよりたくさんの観客の前で。実に楽しく歌うことが出来た。
「これで『frontier』の人気も…少しは上がってくれたら良いんだが」
「…そう上手く行くかな」
「どうだろうな…」
…まー、昨日よりは…Twittersのフォロワー数、増えてるんじゃないかな。
三人くらいは。
というのも、今日の路上ライブ、足を運んでくれた観客にはイベントパンフレットが配られているのだが。
そのパンフレットに、出演者の名前と、TwittersのIDが記載されている。
ついでにyourtubeのアカウント名も記載しているので、興味を持った人がいれば…検索してくれるだろう。
登録者増えてたら嬉しいな~。なんて。
まぁ、現実そんなに甘くないとは思うけど。
「とりあえず、今日の成功を喜びましょう」
「だな」
「いえーい」
このときの俺達は、まだ、分かっていなかった。
SNSと言うものの、恐ろしさを。


