Music of Frontier

『frontier』が脚光を浴びる契機になったのは、ミヤノの提案だった。










「…うん?」

その日、予備校での授業を終え、さて帰宅しようかと思っていた俺は。

不意に、マナーモードにしていた携帯がぶるぶる、と震えたことに気がついた。

何だろうと思って開いてみると、ミヤノからのメールであった。

『悪い。相談したいことがあるから、この後皆で集まれないか?駅前のファミレスで』

とのこと。

この後はもう授業もないし、帰るだけだから…。

『了解です(^^)/』と返信。

すると、丁度そのとき、授業を終えたばかりのベーシュさんが職員室に戻ってきた。

あ、丁度良かった。

「ベーシュさん、今ミヤノから連絡来たんですけど、見ました?」

「ミヤノから…?何?」

「なんだか、相談があるので今から集合求む、だそうです」

一応ベーシュさんも、この後は授業はないはずだが…。

「分かった。日誌を仕上げるから、少し待っててくれる?一緒に行こう」

「分かりました」

良かった。ベーシュさんも来てくれるようだ。

それにしても、ミヤノからの急な呼び出し…一体、何だろうな?