カフェBonBonの横にあるショッピングセンターの入り口をくぐり、ズンズンとビルの奥、反対側のオフィス専用入り口まで進む。北側のエレベーターで7階にある伊集院総合法律事務所のドアを開け、受付で涼介先生と約束があると告げると、先生の奥さんで秘書の鈴音ちゃんが案内してくれた。
以前も来たことのある会議室に通される。長方形のテーブルの端に涼介先生、雅さん、美愛、葉子、そして仁さんが座っていた。
えーっと、今日は確か、私と涼介先生だけの予定だったはずなのに。なぜ、他の人たちまでいるの……?
戸惑って立ち尽くす私のもとへ、美愛と葉子が駆け寄ってくる。
「うぅ……、け、圭衣ちゃん、こんなに痩せちゃって……」
ポロポロと泣いている美愛の隣で、滅多に涙を見せない葉子の目まで赤くなっていた。
「圭衣のバカ! あたしたち、心配してたんだよ!」
「ご、ごめんね……、もう大丈夫だから」
2人をぎゅっと抱きしめる。私のことをこんなにも心配してくれていたんだ──そう思うと、胸が締めつけられる。
やがて2人が席に戻り、私も彼らの前に腰を下ろす。
「圭衣ちゃんだけでなく、紫道君にも申し訳ないことをした。大家族を代表して、心から謝罪します」
雅さんの言葉と共に、3人の慶智の王子たちが一斉に頭を下げる。
「あなた方のせいではありません。どうか、頭を上げてください」
そう伝えた私の言葉に、雅さんが首を横に振る。
「いや……、俺たち、大家族の一員として、責任を感じてるんだ。紫道君から聞いたよ。悠士兄ちゃんのことーー」
「紫道君から聞いてると思うけど……、悠士兄ちゃんのこと、知ってるよね?」
涼介先生が、そっと私に視線を向けながら問いかけた。私は静かにうなずく。
──たぶん、今日という日は、けじめをつけるための時間。
みんなが集まったのも、偶然じゃない。
そう思えてきた。
以前も来たことのある会議室に通される。長方形のテーブルの端に涼介先生、雅さん、美愛、葉子、そして仁さんが座っていた。
えーっと、今日は確か、私と涼介先生だけの予定だったはずなのに。なぜ、他の人たちまでいるの……?
戸惑って立ち尽くす私のもとへ、美愛と葉子が駆け寄ってくる。
「うぅ……、け、圭衣ちゃん、こんなに痩せちゃって……」
ポロポロと泣いている美愛の隣で、滅多に涙を見せない葉子の目まで赤くなっていた。
「圭衣のバカ! あたしたち、心配してたんだよ!」
「ご、ごめんね……、もう大丈夫だから」
2人をぎゅっと抱きしめる。私のことをこんなにも心配してくれていたんだ──そう思うと、胸が締めつけられる。
やがて2人が席に戻り、私も彼らの前に腰を下ろす。
「圭衣ちゃんだけでなく、紫道君にも申し訳ないことをした。大家族を代表して、心から謝罪します」
雅さんの言葉と共に、3人の慶智の王子たちが一斉に頭を下げる。
「あなた方のせいではありません。どうか、頭を上げてください」
そう伝えた私の言葉に、雅さんが首を横に振る。
「いや……、俺たち、大家族の一員として、責任を感じてるんだ。紫道君から聞いたよ。悠士兄ちゃんのことーー」
「紫道君から聞いてると思うけど……、悠士兄ちゃんのこと、知ってるよね?」
涼介先生が、そっと私に視線を向けながら問いかけた。私は静かにうなずく。
──たぶん、今日という日は、けじめをつけるための時間。
みんなが集まったのも、偶然じゃない。
そう思えてきた。



