落ち着きを取り戻し、少しずつ時系列で起こった出来事を紫道に話していく。話しながら気づく。やっぱりすべての始まりは、大和との別れだった。
確固たる証拠は、まだない。けれど私の直感が告げている。これは、間違いなく『慶智の王子』たちの誰かが関わっている。それが一人なのか、グループとして動いているのか……、そこまでは分からないけど。
私への見せしめ?
それとも、まだ彼の“もの”だとでも言いたいの?
どうして、私だけじゃなく周囲まで巻き込もうとするの?
……、思い出す。あの人たちの“裏の顔”は、ずっと前から知っていたはずだったのに。
彼らの本性に気づいたきっかけは、妹・美愛ちゃんに起きた社内での嫌がらせだった。
次に目の当たりにしたのは、カフェBon Bonのレセプションパーティー。あのとき婚約発表の場で暴れたふたつの家族。さらに、出産間近だった葉子を狙った成金の重役令嬢。
……、結果、彼らはその四家族を“綺麗に掃除”してしまった。何をどう使ったのか、どうやって手を回したのか知りたくもないし、知る気もない。ただひとつ言えるのは……、彼らが“やった”という事実だけ。
まさか、その手が今、私にまで向けられるとは思ってもみなかった。
私自身が“標的”になっている。
それでも、私の会社《Cool Beauty》が無事なのは、おそらく副社長である妹・葉子の存在と、彼女が結婚した相手が慶智の王子のひとり九条仁さんだったからだろう。
皮肉なものだ。恋人と別れたことで、守られるどころかその“仲間”たちの手によって、私は孤立させられていく。
大切な妹たちとも、距離を置かざるを得なくなっている。逃げたくても、住む場所さえ借りられない。引越し先を探しても、見えない“圧力”で門前払いばかり。
それどころか、ついに唯一の友人である紫道の仕事にまで、影が落ち始めている。
こんなのおかしい。
でも、現実として……、私は今、“追い詰められている”。
確固たる証拠は、まだない。けれど私の直感が告げている。これは、間違いなく『慶智の王子』たちの誰かが関わっている。それが一人なのか、グループとして動いているのか……、そこまでは分からないけど。
私への見せしめ?
それとも、まだ彼の“もの”だとでも言いたいの?
どうして、私だけじゃなく周囲まで巻き込もうとするの?
……、思い出す。あの人たちの“裏の顔”は、ずっと前から知っていたはずだったのに。
彼らの本性に気づいたきっかけは、妹・美愛ちゃんに起きた社内での嫌がらせだった。
次に目の当たりにしたのは、カフェBon Bonのレセプションパーティー。あのとき婚約発表の場で暴れたふたつの家族。さらに、出産間近だった葉子を狙った成金の重役令嬢。
……、結果、彼らはその四家族を“綺麗に掃除”してしまった。何をどう使ったのか、どうやって手を回したのか知りたくもないし、知る気もない。ただひとつ言えるのは……、彼らが“やった”という事実だけ。
まさか、その手が今、私にまで向けられるとは思ってもみなかった。
私自身が“標的”になっている。
それでも、私の会社《Cool Beauty》が無事なのは、おそらく副社長である妹・葉子の存在と、彼女が結婚した相手が慶智の王子のひとり九条仁さんだったからだろう。
皮肉なものだ。恋人と別れたことで、守られるどころかその“仲間”たちの手によって、私は孤立させられていく。
大切な妹たちとも、距離を置かざるを得なくなっている。逃げたくても、住む場所さえ借りられない。引越し先を探しても、見えない“圧力”で門前払いばかり。
それどころか、ついに唯一の友人である紫道の仕事にまで、影が落ち始めている。
こんなのおかしい。
でも、現実として……、私は今、“追い詰められている”。



