〜響心〜

午後になり、また体育館へ移動をする。

真ん中の端っこの席で、軽音部が始まるのを待っていた。


照明が一気に明るくなり、演奏が始まった。


葵はギターを握って、歌を歌っている。


何曲か歌った後、葵はギターを置いてスケッチブックを握った。


『最後の曲は、僕が書いた曲です』


『この曲を伝えたい人がいます』『ぜひ、伝わってくれたら嬉しいです』